僕がツイッターなんかで自由に発言しているから仕方ないのだろうけど、どうも僕はイデオロギーで動いていると思いこんでいる人もいるみたいなんだよね。でも、実際はそうではない。僕が友達になりたいと思った人であれば、どんな人でも友達になるし、僕のことを必要としてくれる人のためなら僕は動く。そこにイデオロギーは関係ない。そもそも、西原はネトウヨじゃないしね(笑い)。

──たしかにそうですね。

高須:いってみれば、僕はただ単に弱者の味方なんだよ。もしもツイッターで、僕に嫌がらせをしてきたら、それはもちろん応戦してしまうだろうけど、相手が弱者だとわかったら、戦いながらも味方になる。僕は、弱い者を叩きたいわけではない。弱い者いじめは絶対にしない。それどころか、何か助けを求めてきたら、支援する。

 たしかに、僕個人がいろんなことを主張することはあるよ。でも。それはあくまでも僕自身の考えであって、それが人間関係に影響するかといえば全く別。どんなイデオロギーの人であっても、人間関係は築けると信じている。実際に僕はいろんな国の人、いろんな人種の人、いろんな思想の人と友人だからね。イデオロギーだけで、他人にレッテルを貼るのはちょっと違うと思うし、他人のイデオロギーに口出しするのも違う。まあ、そんなことを言ってても、ツイッターで攻撃されると、どうしても反撃してしまうから、やっぱり西原に怒られちゃうけどね(笑い)。

 * * *
 いよいよ本格始動することとなる高須平和賞。ノーベル平和賞とは全く違う視点で、世の中を明るくしていただきたいです!

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。


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