芸能

梅沢富美男、浮気話があっても夫婦円満の秘訣

自宅リビングには舞台の楽屋に贈られた胡蝶蘭がたくさん

「今、日本でいちばん忙しい男」といわれ、テレビで見ない日はないほど、バラエティー番組やワイドショーのコメンテーター、歌番組にと、引っ張りだこの梅沢富美男(66才)。それでも本業は「舞台役者」と言い切り、芸談を熱っぽく語る。一方で、自らの家族について話す柔和な表情には、感謝の気持ちがあふれる。1日の休みもなく動き続ける梅沢を支えるものとは…?

 最近のバラエティーでは“浮気といえば梅沢富美男”と扱われることも多い。浮気相手と行ったコンサートで妻にバッタリ遭遇、ナンパした女性が娘の友達だった…など、武勇伝は数々。多分に“ネタ”というフシもあるが、これだけ浮気話があっても、夫婦はいたって円満のご様子。

「隠してるつもりでも全部バレてるの(笑い)。そもそも奥さんは、役者と結婚するなら金がないのも女遊びも覚悟したうえで来てくれたから。半端なく肝が据わってるんだ」

 何より今でも夫婦仲が良好ないちばんの秘訣は「お互いに尊敬しあっているから」だとか。

 妻の明子さん(60才)は、ハーブやアロマで心身の調和や健康をもたらす「フィトセラピー」のセラピストで、その養成学校も主宰している。

「それってどういうものなんだか、俺は実はよくわかってないのよ(笑い)。だけど彼女が信念を持ってやっている仕事だから、敬意を払っているんだ。彼女も俺の仕事には口を出さない。それでいて、俺の体のことや年金やら金銭管理なんかは完璧にやってくれる。俺と正反対で頭がよくて、とにかくすごい人なんだ。まあ、俺が世界でいちばん苦手なねぎを“体にいいハーブなのよ!”とか言って勧めてくるのは困るけど(笑い)」

 最近、舞台や収録で休みもない梅沢を気遣って、健康管理にはひときわ注意を払ってくれているそう。

「そのおかげかな。ぶっ倒れずにやっていけてるのは」

 テレビでは浮いた話を語りながらも、その実、家族を大切にするよき家庭人としての素顔がそこにあった。

【PROFILE】うめざわ・とみお/1950年11月9日、福島市生まれ。本名・池田富美男。俳優・歌手・タレント。フィトセラピストの妻と2人の娘がいる。初舞台は1歳5か月、15歳で本格的に役者スタート。“下町の玉三郎”として女形でブレイクした。現在は「梅沢劇団」三代目座長として、年間180日舞台に立つ傍ら、コメンテーター、エンターテイナーとしてバラエティ番組で活躍中。9月25日発売の著書『富美男の乱』では、役者人生、家族や故郷への思い、今の世の中から不倫の真相までを告白している。

撮影/相澤裕明

※女性セブン2017年10月12日号

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