ライフ

【法律相談】「風鈴5個」は受忍を超えた騒音になるか?

風鈴を5個ぶら下げたら騒音?

 住宅密集地や集合住宅に住む場合、気にしなくてはいけないのが騒音の問題。生活している以上、ある程度の騒音が発生するのは仕方がないが、風鈴を5個ぶら下げたことは、“受忍限度”を超えた騒音になるのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 先日、騒音問題で隣人同士が争う事件が起きました。なんでも騒動の発端は引っ越してきた住人が風鈴を5個ぶら下げていたのが“うるさい”ということだったそうです。しかし、風鈴を5個鳴らしたくらいで騒音になるかは疑問ですし、最近の受忍できない騒音とは、どのくらいの音量を指すのでしょう。

【回答】
 風鈴は風流ですが、音量がすぎると騒音になります。騒音規制法は工場の騒音、建設工事の騒音、自動車騒音の許容限度を定めるもので、飲食店やカラオケ店などの騒音も規制対象です。しかし、経済活動と関係のない、いわゆる生活騒音については規制する法律がありません。とはいえ社会生活の中で、互いに受忍できる限度を超えれば不法行為になり、騒音を発生する行為の差し止めや慰謝料の支払いを命じられる場合もあります。

 音量がどれくらいで受忍限度を超えるかは一概にいえません。発生音量だけでなく、苦痛に感じる人の到達したときの音量が問題です。したがって隣家との距離や、その間の障壁の有無、その種類で違ってきます。

関連キーワード

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン