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2017.10.08 12:30  マネーポストWEB

進化するドラッグストアの攻略術 お得な商品はコレ!

今やドラッグストアはスーパー、コンビニよりも便利に?


 ドラッグストアの勢いが止まらない。経産省によると、2016年のドラッグストアの商品販売額は前年比約7%増の5.7兆円。小売業が伸び悩むなか、ひとり気を吐いている。流通情報誌『激流』編集長の栗田晴彦さんが好調の理由を解説する。

「高齢化が進む中で、より自宅近くで食品から日用品まで買い揃えたいと願うシニアが増えるなか、巨大スーパーは広すぎるし、コンビニは医薬品、化粧品の品揃えが少ない。そこで医薬品、化粧品も充実し、食品もある“よろずや”的な品揃えを誇るドラッグストアの人気が高まっています」

 確かに最近のドラッグストアは商品が多様化して日用品はもちろん、弁当や総菜、青果など食料品が充実。

 サンドラッグがコンビニタイプの「サンドラッグCVS」を展開し、店内にATMを設置すれば、ウエルシアは総菜店「キッチンオリジン」とコラボし、弁当を販売。マツモトキヨシ(以下マツキヨ)はコンビニ同様のドリップ型100円コーヒーを提供するなど、“ハイブリッド”な店舗が増えた。

「現在のドラッグストアは医薬品から日用品、生鮮食品まで何でもアリ。“スーパーやコンビニよりもドラッグストアの方が何でも揃う”という声を聞くことも増えました」(栗田さん)

 進化するドラッグストアの攻略法を徹底取材、ドラッグストアでの賢い買い物術を紹介しよう。

◆スーパーよりもドラッグストアの方が安い“あの”商品

【1】チョコはドラッグストア

「店頭に山積みにされるチョコレートなどの激安品は客寄せパンダのような商品。主力商品の医薬品や化粧品の利益率が高いため、それ以外の商品の価格を思い切り下げて激安を実現しています。定番のチョコ菓子や柿の種などのおつまみ系菓子、缶コーヒー、日本茶などは、スーパーよりドラッグストアの方が安い」(調達・購買コンサルタントの坂口孝則さん)

【2】卵が100円以下!

 スーパーよりも安いのはチョコレートだけではない。「卵、牛乳、豆腐、食パンという“白物系”の生鮮食品はドラッグストアが断然お得」と言うのは、節約アドバイザーの丸山晴美さんだ。

「ドラッグストアはアイテムを絞り、同一商品を大量に仕入れて安く提供しています。“白物系”は野菜や肉より管理がしやすいので取り扱いが多く、食パン1袋や卵1パックが100円以下になることもザラです」

【3】PB市販薬が狙い目

 各企業が企画して、独自のブランド名で展開するプライベートブランド商品(PB)。大手スーパーやコンビニですっかりおなじみのPBはドラッグストアにも存在する。目玉はやはり医薬品だ。

「ドラッグストアのPB医薬品は自社開発ではなく、製薬会社が開発した、商品のパッケージや名前だけを変えたもの。成分は同じなのに値段は半額になるものもあります」(ドラッグストアに詳しい金融ライターの齋藤惠さん)

 例えばスギ薬局では、通常150錠1728円程度のエーザイの「チョコラBB」がPBでは140錠980円程度で売られている。

 他と一線を画すPBはマツキヨの「MKカスタマー」だ。

「自社開発の上質な商品が多く、値段もお高め。とくにシャンプー『アルジェラン』は1本1580円と一般商品の倍近い値段ですが、使い心地は最高。“もうほかのシャンプーじゃダメ”という熱狂的ファンが多い」(齋藤さん)

 ウエルシアの「ウェルマーク」はPBの食品に力を入れている。血液をサラサラにするとされる玉ねぎをふんだんに使った「淡路産玉ねぎを使ったハンバーグ」(410円)や「糖質を抑えたクロワッサン」(129円)など、健康を意識した食べ物が人気だ。

 ツルハの「M’s one」は150品以上ものお菓子やおつまみを展開。お酒と一緒に買うファンが多いそうだ。

【4】箱買いには要注意

 大量仕入れの食料品や日用品を「箱売り」する店舗も多い。

「箱買いは一見安く見えますが、実は特売品で買う方が安くなるケースが多い。日本の住宅事情では箱で保管するのも難しいので、特売を狙って“小さいものを安い時に買う”方が得になることが多いです」(丸山さん)

【5】「セルフメディケーション税制」を利用しよう

 今年から始まった「セルフメディケーション税制」では、国が定めた医薬品に限って市販薬を購入しても所得控除が適用される。対象の薬は厚労省のHPにある「セルフメディケーション税制対象品目一覧」で確認できるが、嬉しいことに日常でよく使う胃腸薬や整腸薬、風邪薬(総合感冒薬)など種類が豊富で恩恵を受ける人も多そうだ。

「控除を受ける際には、確定申告時に医薬品を購入したレシートを提出する必要があります。化粧品や雑貨と会計が一緒になるとチェックを忘れることがあるので、面倒でも会計時にレジ係に頼んで医薬品と他の商品のレシートを分けて発行してもらいましょう。どの薬が控除されるかわからなかったら、ドラッグストアで聞いてみてください」(齋藤さん)

【6】デパートのコスメカウンターよりマツキヨ!?

 化粧品を得意とするドラッグストアのなかには、デパート同様、コスメカウンターを併設する店舗も増えている。なかでも、注力するのはマツキヨだ。今年6月には、店内の7割を化粧品が占め、無料メイクアップサービスを受けられる新業態「BeautyU」が銀座にオープンした。

「デパートのコスメカウンターほどかしこまっておらず、気軽に相談できます。予約不要で無料のメイクサービスを受けられます」(齋藤さん)

※女性セブン2017年10月12日号

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