住まい・不動産

三軒茶屋は都会住まいの象徴? 24時間営業多く終電後も賑わう街

三軒茶屋の目印はキャロットタワー

三軒茶屋の目印はキャロットタワー

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で24位にランクインした「三軒茶屋」(東京都世田谷区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 首都圏でも屈指の人気路線・田園都市線でも随一のにぎわいを誇る街・三軒茶屋、通称「三茶(さんちゃ)」が、住みたい街ランキングで北千住(17位)や赤羽(21位)よりも下にいるのは、私には信じられません。

 確かにツッコミどころは多数あります。交通面で言えば、乗り入れ路線は東急田園都市線と東急世田谷線の2線がありますが、三茶在住者が世田谷線を利用するのは、おそらく区役所に行く時ぐらいではないでしょうか。世田谷線は小田急線(山下駅)や京王線(下高井戸駅)と接続していますが、それらに乗り換えるのに積極的に世田谷線は使わないはずです。

 バス路線も多数走っていますが、三茶住民にとって使い勝手がいいと言えそうなのは、下北沢に行く「北沢タウンホール行」ぐらい。調布駅南口行などに乗ったら、終点に着くのは何時になることやら……。ということは実質、田園都市線の1線ですが、こちらは混雑度がすごい。たとえ渋谷まで数分でも、十分にウンザリさせられます。

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