神奈川県予選で5本塁打を放った増田珠(横浜)はすべてが平均点以上だが、「BIG3に比べるとスケールが小さい」(デスク)という。投手の石川翔(青藍泰斗)、桜井周斗(日大三)は「大舞台での経験がなく、石川はケガが多いのが不安。桜井は打撃センスを買われての指名があり得る」(デスク)。また村上宗隆(九州学院)は中村同様、「長打がある捕手として魅力がある」(広澤氏)と評された。
以下が、広澤氏、遠山氏、スポーツ紙デスクによる「高校BIG3」の実力5段階評価である。
◆清宮幸太郎(早稲田実業・内野手)
高校通算111本塁打を放った人気と実力を兼ね備えた特Aクラス。ドラフトの超目玉として何球団が競合するかに注目が集まる。
広澤克実 ★★★★★
遠山奬志 ★★★★☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆
◆中村奨成(広陵・捕手)
夏の甲子園では、大会通算6本塁打をはじめ、塁打、打点の通算記録を更新。俊足強肩のスーパー捕手として高い評価。
広澤克実 ★★★★★
遠山奬志 ★★★★☆
スポーツ紙デスク ★★★★☆
◆安田尚憲(履正社・内野手)
188センチ、95キロの左の大型スラッガー。高校通算65本塁打を記録し、西の大砲として清宮と比較され続けた逸材。
広澤克実 ★★★★☆
遠山奬志 ★★★★★
スポーツ紙デスク ★★★★☆
※週刊ポスト2017年11月3日号