野手はなんといっても六大学新記録の5試合連続本塁打で神宮を沸かせた岩見雅紀(慶大)。自身の4試合連続本塁打を塗り替えられた広澤氏は「プロで50本打てる可能性があるのは清宮と岩見だけ」と推すが、「守備と打率がネック」(デスク)という声も。
社会人では、即戦力左腕の田嶋大樹(JR東日本)。「硬軟織り交ぜた投球術を持っており、プロでも勝ちが計算できる投手」と評価されるが、「豪快さに欠け、魅せる野球ができない」(デスク)と辛口な指摘もある。
そのスポーツ紙デスクが「真の社会人NO.1」と推すのが鈴木博志(ヤマハ)。「今はただ速い球を投げ込むだけだが、スケールが大きく伸びシロがある」
野手では、広島・田中広輔の実弟の田中俊太(日立製作所)が注目される。「打撃フォームは兄そっくりだが、全てにおいて兄より上」(広澤氏)。都市対抗MVPの福田周平(NTT東日本)も即戦力だが、プロに進まない可能性があるという。
ドラフト指名は野球人生のゴールではない。前評判を超える活躍でプロのスタートを切れるのか、スター候補たちの真価が問われる。
以下は、広澤氏、遠山氏、スポーツ紙デスクによる、大学・社会人の注目選手の実力5段階評価だ。