国内

キャッチ時代の白石容疑者 ギャラ高く筋悪い案件扱った

事件前からネットに顔写真が晒されていた(写真:時事通信フォト)

「白石はこの業界でも筋の悪い“案件”ばかり扱う男でした」──神奈川県座間市のアパートの一室で、男女9人の遺体と“同居”していた白石隆浩容疑者(27)は、20代半ば頃から池袋に住み、主に歌舞伎町で女性を風俗店などに斡旋する「キャッチ」の仕事をしていた。証言するのは、白石容疑者を知る、スカウト業界の男性だ。

「“本番あり”の違法店でもいいから稼ぎたい、という切羽詰まった女の子を狙って紹介していく。まともなスカウト会社なら取引しない話ばかり扱っていた。リスクが高いぶん、ギャラも良かったはず」

 歌舞伎町では路上でのスカウトが一般的だが、白石容疑者のやり方は違っていたという。

「SNSを通じて女の子を引っ張っていた。架空の女の子になりすまして“この誘いに乗って稼げました”という自作自演のサイトを作ったり、風俗業界に流しやすい自殺願望のある子が集まるサイトで狙い撃ちしたり。最近の風俗は身分証の確認が厳しいので、まともなところでは働けない未成年の女の子にも連絡を取りまくっていたようです」(同前)

 今回の死体遺棄容疑での逮捕の5か月前、白石容疑者は別の事件で有罪判決が確定していた。

「今年2月に、茨城県内の風俗店が売春をさせていると知りながら女性を紹介したとして職業安定法違反容疑で逮捕されています。懲役1年2月、執行猶予3年の有罪判決が今年6月13日に確定した。ちょうどその時期に父親に『生きていても意味がない』と打ち明けていたようです」(社会部記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
野球人・江夏豊が球界に伝えておくべきことを語り尽くす(撮影/太田真三)
【江夏豊インタビュー】若い才能のある選手のメジャー移籍は「大いに結構」「頑張ってこいよと後押ししたい」 もし大谷翔平と対戦するなら“こう抑える”
週刊ポスト
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン
11月下旬に札幌ススキノにあるガールズバーで火災が発生(右はInstagramより)
【ススキノ・ガルバ爆発】「男は復縁の望みをまだ持っていた」火をつけた男は交際相手A子さんを巻き込んで死のうと…2匹の犬を失って凶行に
NEWSポストセブン
再婚
女子ゴルフ・古閑美保「42才でのおめでた再婚」していた お相手は“元夫の親友”、所属事務所も入籍と出産を認める
NEWSポストセブン
54歳という若さで天国に旅立った中山美穂さん
【入浴中に不慮の事故】「体の一部がもぎ取られる」「誰より会いたい」急逝・中山美穂さん(享年54)がSNSに心境を吐露していた“世界中の誰より愛した人”への想い
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《真美子さんのバースデー》大谷翔平の “気を遣わせないプレゼント” 新妻の「実用的なものがいい」リクエストに…昨年は“1000億円超のサプライズ”
NEWSポストセブン