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2017.11.06 19:00  マネーポストWEB

キッコーマン(2801):利益成長と資本政策でROE改善に期待

キッコーマン(2801)市場平均予想(単位:百万円)


◆企業概要

 設立は1917年。創業100周年を迎えた老舗企業です。主力製品がしょうゆの老舗企業というところから、保守的な内需企業というイメージもあるかもしれませんが、海外では革新的なグローバル企業として一目置かれる存在です。

 売上の5割、営業利益の7割を海外で稼ぎ、国内で30%、海外では55%の売上シェアを誇ります。特に米国やドイツ、フランスといった主要国で需要が多く、業績を牽引。国内では価格競争に巻き込まれにくく、高採算の高付加価値製品を強化しながら生産性を改善しています。

◆注目ポイント

 海外での拡販や、高付加価値製品の生産強化など成長カテゴリーに対しては投資を惜しまず、工場の生産能力を増強。マーケティング費用も掛けています。ただ、同時に原価低減やコスト削減にも取り組んでおり、こうした先行費用を吸収しています。

 海外でのしょうゆ需要拡大、国内での「いつでも新鮮シリーズ」や豆乳飲料を牽引役とした好調な業績と、為替による業績押し上げ効果が見込まれます。現在の株価水準はやや高めの感覚で、下がったところを拾うとよいかと思います。焦って買う必要はありませんが、円安が追い風となる国際的な優良企業としてマークしておいてください。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ)1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他、著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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