「英米両国では現在、AIが破産関連の業務処理を主に担っています。膨大な量の文書を短時間で読み込むことが可能なAIの活躍分野は今後、損害賠償請求関連などにも拡大していくと見られています。
イギリスでは10年以内に法曹界全体の39%に相当する11万4000人の雇用がAIに代替されるとの調査結果もある。裁判官の仕事なども過去の膨大な判例だけでなく、判決の変遷から時代の変化を学ばせれば、経験を積んだ裁判官と変わらぬ判決を出すことが報告されています」(前出・河氏)
※週刊ポスト2017年11月17日号