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「貯蓄から投資へ」「孫のため」 投資運用「悪魔の辞典」

投資相談で聞いた言葉を鵜呑みにするわけにはいかない?(写真はイメージ)

 日経平均株価が21年4か月ぶりの高値を更新するなど、上昇局面が続いている。投資に乗り出す初心者も多いはずだが用心も必要だ。金融機関やメディアが、投資を推奨するあまり、“暴走”するケースもある。

 彼らが発する甘い言葉の「裏」を知っていれば、老後資産運用を「守りつつ殖やす」ことができる。本誌は、投資に関する用語やフレーズの裏を詳らかにする「悪魔の辞典」を編纂した。投資の難しさと醍醐味を読み取ってほしい。

【五輪特需が期待できる】=今がピークなのでこれからの恩恵は限られる

「株価は経済の先行きを映す鏡」とされ、現在の価格が将来の上昇をすでに織り込み済みということが得てして多い。3年後の五輪関連銘柄はすでに上がりきっている、というのが投資家たちの常識。

【とっておきのインサイダー情報】=すでに誰もが知っているありきたりの情報

「この株が上がるから買っておいたほうがいい」──こんな情報を“自称関係者”から聞いたり、インターネットの掲示板に書かれているのを見たことがあるかもしれないが、そんな情報は、自分が知った時点で大多数が知っている可能性が高い。そもそも、本当に“貴重な情報”なら他人には教えない。

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