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2017.11.14 07:00  週刊ポスト

日米ゴルフ会談 トランプ氏の相手は安倍氏でなく松山選手

 イチコロだった。テレビ業界は政権にとって都合の悪いことは“見ざる”“言わざる”“聞かざる”を決め込むことを徹底しているのだ。実は、トランプ大統領の訪日狂騒曲も、政府の大本営発表通りに報道されていた。

 安倍首相とトランプ大統領のゴルフ会談では、見事なバンカーショットを決めた首相をトランプ氏が、「この人は本当に日本の首相なのか」と、ジョークを飛ばし、2人がコース上で政治課題について突っ込んだ話し合いを行なったと一斉に報じられた。

〈両首脳は合間を縫って北朝鮮への今後の対応についても意見交換したということで、トランプ大統領は「北朝鮮問題は解決するまでやる」と改めて意気込みを語っていたという〉(日テレNEWS24)

 実態は違っていた。当日、メディア各社はヘリを飛ばして首脳のゴルフを上空からカメラで追い続けていた。民放記者が語る。

「安倍さんはバンカーばっかりでボールを追いかけるのに一生懸命。先に行くトランプ大統領とずっと一緒に話をしていたのは松山英樹選手でした。コース上で日米首脳会談をやったとしたら、トランプ氏の相手は安倍さんではなく松山選手だったはずです」

 そういわれれば、テレビ東京が“スクープ”したバンカーからコースに上がろうとした安倍首相が後ろ向きに転倒した映像でも、トランプ大統領が先に次のコースに向かい、安倍首相が慌てて後を追いかける様子が映っていた。

 そんな首脳会談の“真実”は、安倍首相のスコア以上に“国家機密”扱いとされた。

 それでいて、“食事メニューのほうが数字が取れるだろう”とグルメ取材に記者の人員と労力を割くのは読者・視聴者をあまりにバカにしていないか。凋落が止まらないはずである。

※週刊ポスト2017年11月24日号

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