12月17日に地球を発ち、来年4月まで国際宇宙ステーションに滞在する予定の宇宙飛行士・金井宣茂氏。出発を直前に控え、「子供の頃から宇宙が好きだった」という社会学者・古市憲寿氏との対談が、カジュアルファッションマガジン『Maybe!(メイビー)』誌上で実現した。異色の2人の対談は、古市氏の予想外の質問から始まった──。
古市:いきなりですが、宇宙でセックスした人類っているんですか?
金井:そこからですか! まだいないと思います(笑)。
古市:金井さんは先日、婚約を発表されたばかりですが、奥さんになる方は、宇宙へ行くことを心配していないんですか?
金井:宇宙飛行士はやはり遺言を残します。何かあった時、家族に連絡してくれる人を指定したり。そういう問題は発生してきますね。
古市:僕の周りは、まだ独身ばっかりなんですけど、どうしたら結婚できるんですか?
金井:そうですね……、チャンスを逃さないってことじゃないですかね(笑)。
古市:やっぱり宇宙に行くことが背中を押したんですか?
金井:まあ、もともと「宇宙でのミッション(任務)が終わったら結婚しましょう」と言って、お付き合いを始めましたので。
古市:すごくドラマチックですね!? 遠距離恋愛になるわけですが、その間、お互い連絡は取り合えるんですか?