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コラム

2017.11.24 20:00  マネーポストWEB

「利上げ」「減税」「原油価格」 3つのドル買い材料

今後のドル買い要因となる3つの材料とは?


 今後のドル円相場に影響を与えるのは、どんな材料か。FX(外国為替証拠金取引)のカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、ドル買い要因となり得る3つの材料について解説する。

 * * *
 私自身は、ファンダメンタルズ分析ではなく、主にテクニカル分析によって相場を読み、億の利益を獲得してきました。ファンダメンタルズ分析によって未来の相場を見極めることは極めて難しいことですが、テクニカル分析の場合、きちんと学べばしっかりと未来の相場を見極めることが可能だと考えています。

 ただしファンダメンタルズのことも、知らないよりは、知っておいた方が良いでしょう。そこで今回、直近ドル円相場に対して影響を与え得ると私が考えている、3つの材料を紹介します。

 まず1つ目の材料は、アメリカの「利上げ」です。

 マーケットでは、「7~8割くらいの確率で12月に利上げされる」と見られていますが、実際に利上げされれば、それがドル買い要因になる可能性は高いでしょう。資金は金利の高い国の通貨に移動する傾向があります。

 そして2つ目の材料が、アメリカの「大型減税」です。

 11月16日、「法人税を35%から20%に減らす」という内容の『税制改革法案』がアメリカの下院で可決されましたが、実際に減税が実施されればこちらもドル買い要因になる可能性は高いでしょう。

 最後、3つ目は「原油価格」です。

 ここ最近、原油価格が上昇傾向にありますが、アメリカは現在、世界最大の原油輸出国となっています。そのため原油価格の上昇は、当然アメリカ経済にとってプラスになります。そして今後、原油価格の上昇傾向が続けば、それがドル買い要因につながることも想定されます。

 これら、「利上げ」「減税」「原油価格」の3つが、ドル買い要因につながると考えていあす。

◆減税は1年遅れになる可能性も

 ただし、「利上げ」も「減税」も確実に決定していることではありません。もしかしたらどちらも実施されない可能性もあります。

 特に法人税の引き下げについては、もともと来年1月から実施されるという流れで議論が進んでいましたが、「上院が法人税の引き下げを1年遅らせる案を審議している」とのことですから、2018年の1月からではなく、2019年からの開始になる可能性もあります。

 ですから、冒頭でもお伝えしたように、私自身はファンダメンタルズのことは一応頭に入れておいた上で、最終的にはテクニカル分析をもとにトレードをするよう心がけています。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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