これまで篠原さんの主演作では、『アンフェア』(フジテレビ系)で瑛太さん、『ラスト♡シンデレラ』(フジテレビ系)で三浦春馬さん、『オトナ女子』(フジテレビ系)で斎藤工さんと、そうそうたるイケメン俳優が裸を見せるセクシーなシーンを演じてきました。

 いずれも映像は、「エッチ」というより「キレイ」なイメージ。女性が憧れたり、妄想を膨らましたりしやすいシチュエーションが用意されていました。

 この「女性視聴者に憧れや妄想を抱かせやすい」という特性こそが女優・篠原涼子の強み。自然体で気取ったところがなく、女優然としていないキャラクターだからこそ、女性視聴者はドラマを身近な物語に感じられるのです。

 女性視聴者にしてみれば、作品の世界観に浸って楽しむことも、篠原さんを自分に重ね合わせて見ることも可能。篠原さんが作品のハードルを下げ、親近感を与えているため、憧れや妄想を抱きやすいのです。

 なかでも、共演男優に裸のシーンが多いのは、篠原さんがセクシーさを武器にしないタイプの女優だから。女優・男優ともにセクシーさを感じさせると、いやらしくなりすぎたり、視聴者が心の壁を感じて距離を置きたくなったりしがちですが、篠原さんの主演作にはそんな心配はありません。だから制作サイドが共演男優にセクシーな演出を仕掛けられるのです。

◆今後は裸よりもセクシーな表情に注目

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