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ビットコインはどこまで上がる? カギを握る機関投資家の動向

ビットコイン価格の命運を握るのは機関投資家の動向か

 ビットコインの価格は2017年8月に分裂した後も上昇トレンドを続け、2017年の年初から見ても約7倍に高騰した。その一方で値動きが激しいため、今後の暴落リスクも捨てきれない状況だ。はたして、ビットコインは今後、どのような値動きを見せるのか。フィスコデジタルアセットグループ代表取締役でビットコインアナリストの田代昌之氏は、以下のように予測する。

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 8月のビットコインとビットコインキャッシュの分裂時に、投資家には保有するビットコインと同数のビットコインキャッシュがタダで付与された。その後、ビットコインキャッシュは1000ドル超の値がついた。一方、本家のビットコインも価格は分裂後に2倍以上に値上がりし、投資家は非常においしい思いをしたのだ。

 ビットコインは今後もさらなる分裂の可能性があるため、「二匹目のドジョウ」「三匹目のドジョウ」を狙った投機マネーや投資家からの新規資金の流入が考えられ、旺盛な物色に支えらえた価格上昇も予想される。

 もちろん、ビットコインに値上がり期待が大きい理由はそれだけではない。カギを握るのは、まだそれほど取引に参加していない機関投資家の動向だ。

 今後はビットコイン投資のバリエーションが増えることが確実視されている。まず、カナダの企業が初のビットコインETF(上場投資信託)の上場へ向けて動いていることが明らかになっている。同社は、ビットコインの価格と連動するETFを提供することでビットコインへの投資の障壁を取り除き、投資家がビットコイン投資に参加しやすくすることが狙いだと表明している。

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