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2017.12.19 12:00  たまGoo!

気になる!低体重児は医療保険に加入できないって本当?

気になる!低体重児は医療保険に加入できないって本当?


もしも、産まれてきたわが子が低体重児だったら…。これから出産を控えたママやパパのなかには、子どもが安心して暮らせるように医療保険の加入を検討している場合もあるでしょう。
低体重児の場合、医療保険は加入できないという声を耳にしますが、本当のところはどうなのでしょうか?

低体重児とは?未熟児とはどう違うの?

低体重児ということばをよく耳にするいっぽうで、未熟児ということばも聞かれます。実際のところ、どのような違いがあるのでしょうか? 日本における母子保健法と世界保健機関(WHO)では呼び方が異なることも含めて解説していきます。

未熟児とは?赤ちゃんの体重は関係ない

母子保健法6条によれば、「未熟児」の定義とは「身体の発育が未熟のまま出生した乳児であって、正常児が出生時に有する諸機能を得るに至るまでのもの」です。
赤ちゃんの体重には関係ないものの、ママのおなかから出てきてすぐに適応ができるほど成熟した状態ではないことを指しています。身体的・機能的にきちんとした処置や対応が必要になってきます。
ちなみに世界保健機関では、以前は出生時2500グラム未満の場合「未熟児」と呼んでいました。

低体重児とは出生体重によって定義

母子保健法18条における「低体重児」の定義とは、「体重が2500グラム未満の乳児」です。いっぽうで、世界保健機関では、出生時2500グラム未満の場合、現在は「低出生体重児」と呼んでいます。ちなみに、出生時1500グラム未満を「極低出生体重児」、出生時1000グラム未満を「超低出生体重児」と呼んでいます。
日本におけるここ近年の全国出生数は、100万人台となっていますが、平成22年の全国出生数のうち、2500グラム未満児は9・6%でした。なかでも極低出生体重児が4854人、超低出生体重児が3232人となっています。

低体重児は医療保険に加入できない?

全国で1年間に出生する赤ちゃんのうち、低体重児が約1割いるとなると、保険に加入した方がいいのかな?と考えるパパやママもいるかもしれませんね。低体重児が医療保険に加入できないという話、本当なのでしょうか?

一般的に加入できないと考えおくといいかも

2400グラムであっても1600グラムであっても同じ低体重児ということになります。出生後の入院状況など赤ちゃんによってそれぞれ異なるものの、一般的に医療保険は加入できないと考えておくのがいいかもしれません。
というのも、一般的に医療保険とは、加入条件として年齢が関係してきます。0歳の赤ちゃんが加入できるものはほとんどないというのが現状です。

保険会社の加入条件による場合も

日本にはさまざまな保険会社があります。なかには加入できる場合もありますし、口コミでも加入できたという人もいるかもしれません。しかし、それはやはりママと赤ちゃんの状況によって加入条件や適用範囲が異なってくるでしょう。
妊娠中のトラブル、赤ちゃんの体重や出産時の状況、退院後の様子なども関係してきます。ママや赤ちゃんの状況を踏まえたうえで、各保険会社に問い合わせて確認してみることが必要でしょう。

低体重児が利用できる医療制度・助成金とは

保険とは、民間の医療保険だけではありません。低体重児であっても、公的な医療制度を利用することは可能です。ここでは、低体重児が申請できる医療制度や助成金についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

「未熟児療養医療制度」の利用

医師が入院・療育を必要と認めた場合に利用対象となります。対象となる乳児は、主に以下のとおりですが、その他にも、細かい基準が定められています。

出生体重が2000グラム以下の低体重児

運動不安やけいれんなど

体温が摂氏34度以下

チアノーゼなど呼吸器・循環器系の異常

頻回な嘔吐(おうと)や排便異常、血便など

生後数時間以内もしくは強い黄疸(おうだん)

制度を利用できる医療機関は、全国で指定されている養育医療機関です。申請先は居住している各市町村になりますので、それぞれお住まいの地域によって変わってきます。

自治体によって異なる「乳幼児医療費助成」

乳幼児をはじめとした子どもの医療費(自己負担分)を、自治体が助成してくれる制度です。自治体によって名称が微妙に異なるものの、低体重児ではない子どもも対象となります。
対象年齢は、未就学児までの場合や中学卒業までなど、市町村によってさまざまです。同じように助成の内容も異なり、所得制限がある場合もあります。各市町村へ申請が必要になりますので、申請時に詳しく確認してみることをおすすめします。

状況によっては「高額療養費」の利用も検討

1カ月に支払った医療費について、定められた限度額を超えていた場合に申請ができる制度です。乳児の場合は、パパかママの所得の多い方の金額を定められた限度額と照らし合わせて算出します。
高額医療費制度のポイントは、世帯で合算ができるということ。つまり、パパやママも医療機関で受診をした場合の負担分や、赤ちゃんが複数の医療機関で受診した場合の負担分も合算することができるのです。
もしも1カ月の医療費が高額になった場合は、申請を検討してみるといいでしょう。

おわりに

出産はママひとりひとりによってまったく異なるドラマがあります。思わぬトラブルで早いタイミングで出産したり、赤ちゃんが低体重だったりという場合もあるでしょう。そんな時のために、保険についての知識を備えておくと安心ですね!

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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