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2017.12.26 15:59  週刊ポスト

PTAは猛批判 一般少年誌が特集した「アポロ」とは?

数多くの隠語が生まれた(AFLO)

 日本は世界的に見ても性に対する探求にひときわ熱心である。特に日本の雑誌・出版文化は性表現とともに歩んできた側面がある。一般雑誌が、性規制の中でいかにして女性器の真実を読者に届けようとしてきたのか、試行錯誤の歴史をたどる。

 1949年創刊の『夫婦生活』が爆発的に売れたのは、40年代後半から50年代にかけて性表現の取り締まりが厳しかった最中だった。発禁処分を受けると出版社が倒産しかねないため、女性器はイラストで表現された。当時の出版文化に詳しい編集者の赤田祐一氏が考察する。

「一見、タイトルや表紙から真面目そうな雑誌ですが、中身は夫婦の“性活”に関する記事ばかり。医学博士が説明するという体裁ですが、壮大なカモフラージュでした」

 同誌の人気にあやかり、『愛情生活』など類似誌は数十誌に上った。

 1970年前後には、永井豪『ハレンチ学園』や手塚治虫『アポロの歌』といった性描写が多い漫画作品が生まれ、一般少年誌でも女性器特集が組まれた。

「漫画がPTAから猛批判を受けたところ、教育評論家の阿部進氏が『性教育のために必要』と擁護。当時、アポロ13号ブームで、性器を“アポロ”という隠語で呼んでいました。ただこれは、あくまで一過性の現象です」(赤田氏)

 性の表わし方が多岐にわたるようになり、直接的なエロは成年誌が担うようになる。そこで70年代半ば、自動販売機だけで購入できる「自販機本」が登場。性的に「不謹慎」な誌面が組まれ大人気になった。

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