古谷:ぼくも在特会のデモを取材中に片山さんに会いました。昔から在特会にシンパシーを持つような人だったんですか?
舛添:全然違いましたよ。
古谷:ある時期に右に寄っていったわけですね。
舛添:そうです。議員になれば、まずは選挙に勝たなければならない。集金と人員動員できるのは宗教団体と右寄りの組織。リベラルの人脈なんて頼りにならない。だから山谷なんて露骨に統一教会と在特会に近づいていった(※注)。
【※注:在特会幹部と写った写真が国会でも問題視されたが、山谷氏本人は、2014年10月の参議院予算委員会で、「(写真の男性が)在特会に所属しているとは承知していなかった」と答えている。】
自民党の女性議員が右に寄るのは、そこが大きい。
古谷:とすると右寄りと言われる稲田も三原も山谷も片山も根はノンポリで選挙や出世のために右に寄っていったわけですか?
舛添:本人たちがどこまで自覚しているかは分かりませんが、そうでしょう。