国内

丸岡いずみが経験した代理母出産、世界的には容認まちまち

ロシアで代理母出産をした丸岡

 キャスターの丸岡いずみ(46才)と映画コメンテーターの有村昆(41才)夫妻に1月3日、代理母出産で男児が誕生した。

 代理母出産は、夫の精子を代理母の子宮に入れる方法と、依頼者夫婦の受精卵を代理母の子宮に移植する方法の2種類に大別される。2003年に代理母出産をした向井亜紀(53才)は後者で、丸岡もこのタイプだ。2011年に50才で男児を出産した野田聖子議員(57才)は、米国で卵子提供を受け、出産した。

 代理母出産は、日本では法的に禁止されていないが、日本産科婦人科学会などの方針で原則認められていない。希望者は海外のエージェントを頼る場合が多い。その是非について議論が割れている。

「日本には代理母出産について定めた法律がなく、生まれた子供は実子と認められません。世界的に見ても、代理母の容認はまちまちで、これは女性の生殖機能が商品化される可能性や、生まれた子が遺伝上の母と産みの母の間で戸惑うリスク等が心配されるためです」(出産ジャーナリスト・河合蘭さん)

 世界的に見ると、経済的に貧しい地域の女性たちが、生活のために代理母を引き受けるケースも多い。もちろん出産は母体に大きな負担を強いるのでリスクが高い。2014年には日本人資産家がタイの代理母に16人の子供を産ませて問題視されたこともあった。

 代理母出産を全面的に認めているのは米国の一部の州、ギリシャ、ロシア、ジョージアなどにとどまる。

 それでも新たな生命は、降りかかる不安を吹き飛ばす希望を丸岡に与えたようだ。1月5日(現地時間)にロシアで初めて「わが子」と対面した時の喜びを丸岡はこう記している。

《子どもに会って、これまでの苦労がすべて吹き飛びました。今後はきっと今までとは違う価値観で生きていくような気がします。生まれてきてくれたわが子をどんなことがあっても守りたい》

※女性セブン2018年2月8日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
水原一平容疑者の半生を振り返る(C)BACKGRID,Inc/AFLO
《現地レポート》水原一平容疑者「中学時代は帰宅部」同級生が口を揃える“影の薄さ”「騒いでるのをそばで見ているタイプ」「高校の同窓会には不参加」
週刊ポスト
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン