上島:熱湯風呂の設計の話まで始めた時は、ウザかったなぁ~。「この装置だとアクリル板がこの大きさだからここまで熱くできるけど、どうしますか?」とか延々やり出して。早く飲みに行きたいのにって思いながら聞いてた(笑い)。
肥後:上島さんはすぐ「これでいいだろう」って手を抜こうとするから。
寺門:フハハハハ! 当たってる!
上島:いやいや手は抜いてないよ(笑い)。でも哲ちゃんのいる現場では真剣にやらざるを得ない。やっぱり、“リアクション芸人”としての永遠のライバルだから。
肥後:だけど哲ちゃんは義理堅い。哲ちゃんも「おでん芸」や「熱湯風呂」をやるけれど、彼はあくまでも「おでん」はぼくたちの、「熱湯」はたけし軍団の専売特許と考えていて、その芸をやるときは「貸していただいている」というスタンス。
寺門:一方でぼくたちは鼻をザリガニに挟ませる「ザリガニ芸」は「出川の芸」って認識してる。だから、おれ、「出川くんが(痛くないよう)ザリガニのとげのところを削ってる」とか「熱湯かけて弱らせてる」なんて言えないもん(笑い)。
上島:やめなさい、やめなさい! それ言うと「営業妨害だ」って、真剣に怒るから。
肥後・寺門:フハハハハハ!
寺門:あとは何がすごいってリアクションのために設備投資してるんだよ。
肥後:いつ何時ドッキリにかかって泥や粉まみれになってもいいように、移動車にはたんすが設置されていて、そこに下着、靴下、ズボン、トレーナーと一式そろっている。噂では水槽もあって、ザリガニも飼ってるって(笑い)。以前、そこからパンツ出してもらったことがあるよ。ロケ現場でドッキリの巻き添えになってずぶ濡れになっていたら、哲ちゃんがマネジャーに「リーダーのパンツ持ってきてあげて!」って。「おれのサイズはないんじゃないの?」と聞くと「あります! あります!」って。
上島:あるのかよ…(苦笑)。
撮影/田中智久
※女性セブン2018年2月8日号