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大学生の半数が活用する奨学金、「貸与型」は最後の手段と考えるべき

大学生の約51%が奨学金を活用しているという(写真はイメージ)

 子供の教育費にどう備えるか。試算もした、貯蓄もした、でも…「子供が急に留学すると言い出した」「夫が働けなくなった」などなど、何が起きるかわからないのが進学の道。教育費がどうしても足りない時によく活用されるのが奨学金だ。実際大学生の約51%が奨学金を活用している(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」より)。

 奨学金には、返済不要の「給付型」と、返済が必要で利息がつくものもある「貸与型」がある。前者は門戸が狭いが、成績優秀者に給付する学校も増えてきている。

 一方、貸与型は、大学・短大・専門学校生に向けた制度で、給付型より給付を受けやすい。しかしこちらはあくまで借金だ。子供が何十年もかけて返済をしなければならない。その間、住宅ローンも組めず、子供もつくれないと、社会問題になっていることを忘れてはいけない。あくまで最後の手段と考えよう。

「まずは、支援を受けられる行政の制度を探しましょう。ただし、所得や住民税に応じて支給額も変わるので、ふるさと納税や確定拠出年金などで節税をするなどの工夫も必要です」(ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさん)

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