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2018.01.28 20:00  たまGoo!

読み聞かせしてるママが泣いちゃう!絵本作家「のぶみ」の絵本の魅力

読み聞かせしてるママが泣いちゃう!絵本作家「のぶみ」の絵本の魅力


子どものために毎日絵本の読み聞かせをしているパパ、ママは多いでしょう。図書館で借りたり、お気に入りの本は自分で買ってきたり、たくさんの絵本を手にしていることと思います。その中で、名前をしっかり覚えているお気に入りの絵本作家さんはいますか?「あまり気にしたことがないわ」という方は必見!今回は、いま子育てママに人気の絵本作家「のぶみ」絵本の魅力をご紹介します。

絵本作家「のぶみ」はどんな人?

ひらがな三文字「のぶみ」とは、ちょっと不思議なペンネームですね。男の人?女の人?名前だけではよくわかりません。実は、のぶみさんは意外な経歴を持った男性絵本作家です。NHK「おかあさんといっしょ」で人気の「よわむしモンスターズ」の作者でもあるんですよ。

元暴走族?意外な経歴

のぶみさんが絵本作家を志したのは、専門学校生のときだそうです。そこで出会ったすてきな女の子が「私、絵本が好きなの」といったことがすべての始まりでした。のぶみさんは、思わず「絵本を描いてるよ!」と答えてしまい、その日から絵本を描くことになったのです。

ちいさい頃、いじめられっ子だったのぶみさんは、思春期に爆発。ぐれて暴走族に入り、悪い仲間とつるんでいたのですが、「優しい人たちに会えるかも」と福祉の専門学校へ進学。そこで運命の彼女と出会い、絵本を描き続けることになりました。詳しいお話は、「暴走族、絵本作家になる」という自伝で読むことができます。興味がある方はぜひ読んでみてください。ちなみに、運命の彼女はいま、のぶみさんの奥さんになっているそうです。

心があたたかくなるツイッター

暴走族と聞いてドキッとしますが、のぶみさんのあたたかな人柄は、ツイッターのつぶやきからも読み取ることができます。お仕事関係のつぶやきと一緒に、日々、世の中のあらゆる人へ向けたメッセージがつづられています。自分の好きなことを一生懸命やることの大切さ、自分らしく生きることのすばらしさ、自分を信じること、何度も挑戦すること、のぶみさんの生き方や、絵本に込めた思いが伝わってくるようです。こうした人柄が、ママや子どもたちを笑顔にする絵本を生み出しているのですね。

大ヒット作「ママがおばけになっちゃった」

すでに160冊近い書籍を世に送り出しているのぶみさんですが、デビュー19年にして自身の最高傑作だという絵本を出版しました。それが、メディアにも多数取り上げられた大ヒット作「ママがおばけになっちゃった」です。読み聞かせをしているママが思わず号泣するというこの作品について、ご紹介します。

「死」をテーマとして扱う

「ママがおばけになっちゃった」は、冒頭でいきなりママが死んでしまいます。交通事故で亡くなったようで、「あたし、しんじゃったの?もう!しぬときまでおっちょこちょいなんだから!」と自分でもびっくり。そして4歳になる息子のかんたろうが心配で、おばけになって会いに行くのです。「死」を扱った子ども向けの絵本はこれまでにもありましたが、母親の死をこれほどストレートに描いた作品は珍しいかもしれません。

「ママの死」に反応し、泣いてしまう子もいるそうです。でも、とにかくおばけになったママは元気!前半はユーモラスなシーンが続き、悲しいけどちょっと面白くて笑ってしまいます。子どもが「死」の概念を理解するのは、4歳頃だといわれていますから、その年ごろの子どもたちに読み聞かせてあげると複雑な反応があるのではないでしょうか。

ストレートな言葉選び

始め、おばけになったママは見えないのですが、夜の12時を過ぎるとかんたろうにも見えるようになります。そして悲しくて大泣きした後、ふたりはたくさんのことを話します。そこで語られるママの心境は、子育て中のママの気持ちそのもの。のぶみさんは男性なのに、どうしてここまでママの気持ちがわかるのか不思議です。きっと子育てに性別は関係ないのかもしれませんね。

子どもを持つ親の気持ちは、みんな同じです。のぶみさんの絵本は、ストレートな言葉選びが特徴です。遠回しな表現や、思わせぶりなシチュエーションはありません。おばけママの言葉も、読み聞かせているママ自身の心情と重なって、思わず涙が出るのでしょう。

「のぶみ」絵本の魅力

のぶみさんの絵本は、「しんかんせん」シリーズ、「おひめさまようちえん」シリーズなど、人気のシリーズ作品が多数あります。男の子の名前は「かんたろう」女の子の名前は「あん」ちゃん。これはのぶみさんの、実際のお子さんの名前です。まず、身近な人を喜ばせたいという気持ちがアイデアの源になっているそうです。

やわらかなタッチで優しい絵柄

のぶみさんの絵本の絵柄は、とてもタッチがやわらかで優しい印象です。画材は色鉛筆とマーカーを併用されているようで、はっきりした線と淡い色合いが混ざり合って、独特の魅力となっています。デビュー当時は、四角い顔をした男の子や家電をデフォルメしたキャラクターなどが登場して、ポップな印象だったのですが、お子さんの誕生などのキャリアを経て、絵柄も変化していったように感じます。

のぶみさんは、自身の絵本を読み聞かせするイベントや、子どもと一緒に遊ぶワークショップを精力的に行っています。常に子どもと触れ合う中で作品を作っているのですね。

おすすめ絵本「おこらせるくん」

「ママがおばけになっちゃった」は、子どもにとってインパクトの強い内容です。のぶみさん自身も、「この本は子どもが泣いたり嫌がったりして、子どもが大嫌いな本になったと思う」と語っています。だからこそ印象に残り、大きくなったらまた読み返したい絵本になるというわけなのですが、もう少しソフトな印象の絵本がないかな、という方にはこちらもおすすめです。

口のたっしゃな幼稚園児が主人公の「おこらせるくん」。幼稚園に行く前にママを怒らせてばかりなのですが、ママはおこらせるくんが大好きだから、しあわせになってほしいから怒るんだよ!というママの心境がつづられた絵本です。いつも怒ってばかりのママの本当の気持ちを子どもに伝えるよいチャンスかも?

おわりに

のぶみさんの絵本は、子どもの心に寄り添ったお話がたくさんあります。ご自身のつらい経験が生かされている優しいお話ばかりです。そしてのぶみさんがママの気持ちを代弁してくれたような絵本は、子育て中のママにとって癒やしそのものです。読み聞かせの時間は親も子もほっとする、あたたかい交流のひとときです。のぶみ絵本で泣いたり笑ったり、ぜひ親子で楽しんでください。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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