カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

億トレーダーがフィボナッチで解説する直近ドル円相場の法則性

勝っているFXトレーダーはいかにして相場を分析しているのか(写真:アフロ)

 FX(外国為替証拠金取引)トレーダーの中には、「相場がどう動くのか読めない」と諦めている人も少なくないだろう。では、実際に利益を出しているトレーダーは、いかにして相場を分析しているのか。今回は、FXのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、直近の米ドル円相場の値動きと目標価格について自身の見解を述べる。

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 今回は米ドル円(以下ドル円)の直近相場をもとに、私の分析方法をお伝えします。

 私はトレードをする際、必ず売買比率を確認しますが、1月23日に発表された1月16日時点でのドル円相場の売買比率データ(くりっく365)を確認すると売りが約52万枚、買いが約50.5万枚という状況でした。

 その1週間前、1月9日時点での売買比率データを確認すると売りが約53.2万枚、買いが約43.3万枚という状況だったので、1週間前と比べると、売り玉が若干減り、買い玉が伸びたことが分かります。

 そしてこのデータから私が考えたことは、ドル円相場の価格が下がってきているので、例えば含み損になっていた109~110円台あたりの売り玉に対する買い戻し決済が入ってきたことによって、売り玉が若干減ったのではないか、ということです。

 また、値段が下がってきた場面で新規買い玉を保有された方も多く、買い玉の枚数が増えてきているのではないかと考えられます。

 このように、売買比率を確認するだけでも他のトレーダーがどのようなトレードをしているのか、イメージできます。もちろん、くりっく365だけのデータですから、世界全体の状況を把握できるわけではありませんが、トレードの参考にはなるのではないでしょうか。

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