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2018.03.15 20:00  マネーポストWEB

戸松信博氏が厳選!2018年春に仕込みたい「爆騰株」(1~5位)

グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏


 年初に好調な滑り出しを見せた今年の日本株市場は、2月に入ってから一変。日経平均株価は1月23日の年初来高値から2月5日の世界同時株安によって半月ほどで3000円も急落。その後も落ち着きを取り戻せず、3日で1000円上がったかと思えば、3月に入ってからも1日で500円超の上げ下げを繰り返すなど乱高下相場が続いている。グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏が解説する。

「株価は急落しましたが、何も世界経済が変調をきたしたわけではなく、日欧の中央銀行は量的金融緩和を続けており、2008年のような金融危機とはほど遠い状況にあります。いってしまえば2月の急落は『内容のない下げ』であり、長期的な視点に立てば、世界経済を牽引していくような有望銘柄を仕込める絶好のチャンスが続いています」

 そう見る戸松氏に、今後の株価上昇を見越して「2018年春に仕込みたい爆騰期待のベスト15銘柄」を挙げてもらった。以下、注目理由とともに紹介する。(1~5位編。6~15位編はこちら)

 * * *
 今後の株価上昇が見込める最大の理由は、世界経済の好調にあります。現在の世界経済を牽引しているのは、高性能半導体によるAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった「第4次産業革命」です。今後の発展のカギを握る高性能半導体はすでに製造装置が不足するほど需要が増大しており、これが主導する格好でまだまだ世界経済の成長は見込めるのです。

 そこで「第4次産業革命」の進展に伴って業績が拡大、そして大きな株価上昇が期待できる銘柄を私の注目順にセレクトしました。

 これらはいずれも「第4次産業革命」が今後発展していくなかで存在感を高めること必至の銘柄といえますが、なかでも私が1位に選んだのが、半導体向け精密加工装置と精密加工ツールで世界トップのディスコ(東証1部・6146)です。

 同社はAIやIoTといった「第4次産業革命」のカギを握る高性能半導体の製造に欠かせない精密加工装置とそれに使われる精密加工ツールの両方を手がける世界でも類を見ない企業です。業績も好調そのもので、今期(2018年3月期)も売上高は前期比22.4%増の1643億円、営業利益は同59.9%増の501億円と大幅な増収増益で過去最高を更新する見通しです。さらにこの先も半導体メーカーの旺盛な設備投資が続くのは必至であり、当面は大きな成長が確実視されます。

 株価は昨年11月の高値2万8000円台から2万5000円台まで下がっており、直近高値を超えてさらなる上昇まで見越せば、いままさに買いの好機が到来しているといえるでしょう。

 2位に挙げた東京エレクトロン(東証1部・8035)も半導体の“スーパーサイクル”に乗って業績絶好調な企業の代表格といえます。

 現在、半導体業界では「3D-NAND」という3次元積層技術によって、平面だったマイクロチップの基盤が高層ビルのように積み上がり、新次元の性能を発揮することで、IoTやAIといった次世代技術を大きく支えています。こうした高性能半導体の需要は、過去のどのサイクルよりも大きく、息の長い、空前の“スーパーサイクル”を迎えているといえます。そうしたなか、世界有数の半導体製造装置メーカーである同社は大きな追い風を受け、業績も拡大の一途を辿っています。工場の拡張など先行投資を進めている点も非常にポジティブといえるでしょう。

 株価チャートを見ると過去最高値圏にありますが、それだけにとらわれるとこの先のさらなる上昇をみすみす見逃す可能性も考えられます。これからエントリーしてもまだ遅くはないでしょうし、株価が下がったところはむしろ狙い目といえるのではないでしょうか。

◆株価3000円から高値6700円を目指す可能性

 続いて、3位に選んだ安川電機(東証1部・6506)は、ファナック(東証1部・6954)とともに日本を代表する産業用ロボットメーカー。高速かつ高精度に位置を制御する「ACサーボ」やモータの回転を制御する「インバータ」でともに世界トップシェアを誇り、「産業用ロボット」も世界トップクラスの実力を持つ。ACサーボは半導体・液晶の製造装置、電子部品実装装置、工作機械などに幅広く利用され、インバータは省エネ化や生産性の向上に貢献。ロボットは自動車向けをはじめ他業種にも用途を広げています。

 現在、世界では工場の省人化をはじめとする生産効率の向上や自動化の導入に対する設備需要が旺盛となっています。こうした世界的な省人化、省エネ化の波に乗り、「第4次産業革命」に関する幅広い分野で世界中のモノづくりを下支えする同社を取り巻く事業環境は極めて良好に推移しているといえます。また産業用ロボットは依然として自動車分野がメインであり、電気自動車や自動運転技術の台頭で産業構造が大変革を起こしているため、同社も自動車業界の設備投資増大の恩恵を享受することができると思います。

 株価は長期的に見ると過去最高値圏にありますが、実質無借金経営と財務面も良好で比較的安心して投資できる銘柄のひとつといえます。直近で5000円台から4000円台まで調整しているのも「仕込み時」といえるでしょう。

 4位のSUMCO(東証1部・3436)は、半導体チップのもととなるシリコンウェハで信越化学工業(東証1部・4063)に次ぐ世界第2位の規模を誇るメーカー。いわば「第4次産業革命」の根幹を担うシリコンウェハはフル生産でも追いつかないほど需給が逼迫しています。

 シリコンウェハの価格は2008年のリーマン・ショック後に需給のゆるみと半導体メーカーからの値下げ圧力で大きく下落し、同社も赤字転落。しかし、昨今の需給逼迫によって長らく低迷していたウェハ価格が上昇し、同社の業績も大幅に改善しています。2017年12月期決算では、売上高が前期比23.3%増の2606億円、営業利益は実に同3倍増の420億円、純利益は同4倍超も増えて270億円と、ものすごい追い風を受けています。その拡大はまだまだ続くと見た方がいいでしょう。

 そう考えていくと、現在3000円前後で推移している株価も2007年につけた6700円台という高値を目指す可能性もあると見ています。

 5位は、これまで苦戦を強いられてきた「日の丸半導体メーカー」のルネサスエレクトロニクス(東証1部・6723)です。日立製作所、三菱電機、NECの3社の非メモリ半導体部門を母体とする同社は、電気機器の制御に欠かせないマイコンを主力とし、なかでも車載用マイコンでは世界トップクラス。

 2010年の設立以来の赤字体質に、円高や東日本大震災など外部環境の逆風も加わって経営危機に直面してきましたが、2013年に産業革新機構やトヨタ自動車、日産自動車、パナソニックなど9社を割当先とする第三者割当増資によって資金を調達。大規模リストラや生産拠点再編など抜本的構造改革がようやく実を結び、2015年3月期から黒字化に漕ぎ着けています。

 なかでも注目なのは、自動車業界でEV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド)車、自動運転技術などへのパラダイムシフトが進むなかで、新たな成長フェーズを迎えていることです。

 足元の業績は好調で、2017年12月期決算は、前期に決算期が変更されたため、単純比較はできませんが、大幅な増収増益となりました。今後も2017年に買収した米半導体メーカーとの統合効果(技術の相互応用や販路の相互活用など)によって事業基盤の拡大と利益効率の向上が期待できると見ています。

 自動車のIT化や自動運転技術の進展、工場の自動化などを含めたIoTの進展を背景に、さまざまな業界で半導体需要が増大していくなか、構造改革の成果が表れてきたことで見通しは非常に明るい。とりわけ車載用半導体市場の拡大を追い風とした成長に大きな期待が持てると思います。

【1位】ディスコ(東証1部・6146)
24960円(100株単位)

【2位】東京エレクトロン(東証1部・8035)
22285円(100株単位)

【3位】安川電機(東証1部・6506)
5170円(100株単位)

【4位】SUMCO(東証1部・3436)
3115円(100株単位)

【5位】ルネサスエレクトロニクス(東証1部・6723)
1173円(100株単位)

*株価は3月14日終値

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