芸能

佐藤蛾次郎「早く帰りたい」と米女優が囁いた京王プラザの夜

名脇役として知られる俳優・佐藤蛾次郎

 1970年代に来日し、深夜番組『11PM』などに出演し有名になったアメリカ出身のセクシー女優、シャロン・ケリー。梅宮辰夫と共演した東映映画『色情トルコ日記』(1974年)は伝説の作品となっているが、同作に出演していた俳優・佐藤蛾次郎が、シャロン・ケリーとの“刺激的”な一夜の出来事について振り返る。

 * * *
 京王プラザホテルでの夜のことは今でもよく覚えているよ。乱れる金髪に、弾けるほどの肉体、そして、漏れる吐息。シャロンの姿は今でも目に焼き付いている。あの体は一生忘れられないよ……なんて言いたかったな(笑い)。

 でも、そのチャンスはあったんだよ。『色情トルコ日記』では、俺がシャロン・ケリーのボディガードのような役どころだったこともあって、よく一緒にいたんだ。

 ある日、新宿の伊勢丹前での撮影が終わると「ガジさん、シャロンを送ってあげてよ」とスタッフが言うんだ。用意されたタクシーに2人で乗ろうとすると、シャロンが腕を組んできて、車内でもその状態のまま、2人で宿泊先の京王プラザホテルで降りたんだよね。

 次の日、撮影所に行くとスタッフが拍手して俺を出迎えるんだ。「なんかあったの?」と驚くと、「蛾次郎さん、やりますね~」とニヤニヤしている。よくよく聞いてみると、タクシーの運転手が「昨日、蛾次郎さんとシャロンが2人でホテルに消えて行きました」と喋っていたらしいんだ。

 たしかに2人でホテルに行ったけど、喫茶店でお茶をしていただけなんだ。俺はパツキンの外国人と付き合ったこともあったから、少しは英語を話せた。シャロンは寂しそうに「早く帰りたい」と言っていた。マネージャーもいないし、通訳も日本人。異国に1人でやって来たから不安だったんだよ。周りは畏れ多くて話しかけられず、誰も相手にしていなかったからね。

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン