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2018.04.11 07:00  SAPIO

ロシア人の親日の背景にシベリア抑留者への畏敬の念あり

「鷲の巣展望台」から見下ろすウラジオストクの軍港

 日本人の記憶には、ソ連による日本侵攻、シベリア抑留という黒い歴史が深く刻まれている。だが、実際にロシア人と接すると、彼らが非常に親日的だとわかる。等身大のロシアと彼の地に残された日本の人道支援の歴史を、井上和彦氏がレポートする。

 * * *
「ありがとうございました……ご苦労様でした……」

 私は墓標に向けて手を合わせてつぶやいた。墓標には「日本人墓地」と刻まれている。

 ここはハバロフスクの日本人墓地──大東亜戦争終結後にソ連によって不法にシベリアへ連行され、過酷な強制労働を強いられてこの地で亡くなった日本軍人・軍属の墓地である。

 日本人抑留者は57万5000人に上り、そのうち5万5000人が強制収容所で死亡。ハバロフスクでは最も多い1万1000人が亡くなった。強制収容所跡地にはシベリア平和慰霊公苑が整備され、日本政府によって1995年(平成7年)に竣工された立派な日本人死亡者慰霊碑がある。

 そしてレーニン広場には、日本人抑留者の手になる大きな“遺品”がある。

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