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僧侶の超高齢化に伴う様々なトラブル、回避する方法はあるか

高齢住職は今後も増え続けるはず

 住職の高齢化が大きな問題となっている。日本最大の寺院数を誇る曹洞宗が2015年に行なった「曹洞宗 宗勢総合調査」によれば、60歳以上の住職は全体の53%を占め、10年前から9%アップ。男性住職を見ると、70歳以上はいまや約25%を占めている。

 高齢住職の中には、読経途中で居眠りをしたり、足腰の衰えから斎場に入る途中で転倒したり……。認知症の住職が葬儀や納骨日、月命日のお参りなどを忘れるケースもよくあるという。

 なんと中には、斎場で大便を漏らしながら読経を平然と続けた83歳の住職のケースもあったという。

「参列者も異臭に気付き始めたため、読経が終わると同時に“法話は不要”とお引き取りいただきました。付き添いで来ていた住職の奥さんに訊くと、2年前から“トイレが間に合わないので家ではオムツをしている”と言うんです。遺族は“最期を汚された”と涙を流していた」(関東地方の葬儀会社関係者)

 今後も増え続けるだろう“高齢住職”に伴うトラブルを回避する方法はあるのか。仏教界に詳しいジャーナリストで現職の浄土宗僧侶でもある鵜飼秀徳氏がいう。

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