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2018.05.03 15:00  マネーポストWEB

バビロンの大富豪が実践したお金持ちへの第一歩、「先取り貯蓄」とは?

お金持ちになる第一歩とは?(Getty Images)


 お金持ちを目指すにはまず何から始めればいいのか──。答えは簡単。「まずはお金を貯めること」に尽きる。しかし、その答えを誰もがわかっていながらも、なかなか実践に移せず、たとえ始めても途中で断念してしまうケースが後を絶たない。

「実はこの悩み、かつて古代都市バビロンで一番の大富豪となったアルカドも若い頃に抱えていました」というのは、ファイナンシャル・プランナーの藤川太氏(家計の見直し相談センター・代表)だ。今から約100年前に出版され、現在も読み継がれる世界的名著『バビロンの大富豪』(ジョージ・S・クレイソン著)から読み取れる、お金持ちへの第一歩について藤川氏が解説する。

 * * *
 役場の下級書記官だった若き日のアルカドは懸命に働いても、一向にお金が貯まらず、ある日、大金持ちのアルガミシュに「どうすれば金持ちになれるのか」と教えを請いました。その最初の答えがこれでした。

〈収入がどんなに少なくても10分の1は必ず自分のために遺す。それだけは絶対に守れ。まずは収入の1割を自分自身に支払うのだ〉(藤川氏・監修『大富豪が教える成功法則』より)

 これは、収入が入ったら、まず1割を真っ先に貯蓄するという「先取り貯蓄」の考え方です。

 それだけを聞くと簡単に思えるかもしれませんが、アルカドがその後大富豪になれたのは、このアルガミシュの言葉を忠実に守り、「必ずや富を増やし財産を築きたい」という強い気持ちを抱き続け、実行したことに尽きます。

 この考え方は、もちろん現在でも通用します。とはいえ、現状のような超低金利下では一般的な預貯金ではなかなか増えませんが元本を蓄積することは大切です。そこで具体的には、勤める会社に「財形貯蓄」があれば、給与天引きで積み立ててくれて税制上の優遇もあるので使わない手はないと思います。そうでなければ、給料の振込み口座のある金融機関で「積立定期預金」(ゆうちょ銀行なら「自動積立定額貯金」)といった仕組みを利用すれば、口座から自動的に振り替えて積み立ててくれます。

「個人型確定拠出年金(iDeCo)」も有力な選択肢です。年金目的の積立ですぐには引き出せない反面、積立額は全額所得控除となり、運用中も運用益が非課税、受け取る際も公的年金控除や退職所得控除が使えるなど税制優遇は魅力的です。他にも税制面のことを考えれば、「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」や一般の「NISA」も有効といえるでしょう(ただし、「つみたてNISA」と「NISA」は併用できません)。

 とにかく重要なことは、アルガミシュの言葉にもあるように、「収入が少なくても必ず1割は先取り貯蓄すること」です。そして1割確保が慣れてきたら、2割、3割と増やすことを目指したいものです。

 先取り貯蓄をすると、その分は最初からなかったものとして家計をやりくりすることになりますから、お金が貯まる「仕組みづくり」が自ずと構築されていくはずです。ぜひお金持ちへの第一歩を踏み出して、実践し続けてもらいたいものです。

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