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2018.05.12 15:59  週刊ポスト

多数のビニ本販売の書店 出張会社員の土産の名所だった

セクシーな誌面が人気に(写真はイメージ)

 1971年に誕生した「ビニ本」。ビニール包装で販売されたことから「ビニ本」と呼ばれ、大ブームとなったが、70年代後半、ビニ本に強力なライバルが登場した。自販機本である。

 自販機本とは、文字通り自動販売機で売られる雑誌で、価格は500円ほどと1500~3000円ほどが相場だったビニ本に比べて安く、B5判64ページが基本だった。ビニ本と同じく女性のヌード写真がメインだが、ストーリー性のある男女のカラミが多いという特徴があった。また、局部アップ写真や有名人宅のゴミあさりなど、企画にこだわった編集でビニ本とは一線を画していた。

 1970年代前半から普及し始めた専用自販機は、1977年には1万3000台を突破。自販機本の勢いに押されてビニ本の売り上げは低迷した。そこでビニ本業界が編み出したのが、「透けパン」という手法だった。ビニ本コレクターとして知られるAV監督の斉藤修氏が語る。

「1976年頃までは、モデルが穿いていたのは木綿の分厚い下着でした。それを薄手の素材に変えたり、より透けやすい化繊のパンティを使用したりするようになったのです」

 1979年にはさらなる“技術革新”も起こった。『ポルノ雑誌の昭和史』(ちくま新書)の著者で自身もビニ本の編集に携わっていた川本耕次氏が解説する。

「ある出版社が股間の当て布部分を取り除いたパンティをモデルに穿かせました。この手法は業界内で知れわたり、どの雑誌も真似をしました」

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