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2018.05.18 07:00  女性セブン

新潟女児殺害、事故扱いを回避できた“遺体との会話”

「死体はいろいろなことを雄弁に物語ります。たとえば『本当の首吊り自殺』と『偽装された首吊り自殺』では、顔面に生じるうっ血の度合いが異なる。本当の首吊りだと動静脈が一気に絞まるのでうっ血はないが、人間の力で首を絞めるとゆっくりと静脈が絞められるので顔が真っ赤にうっ血するんです。

 今回の事件では、犯人が自殺か事故死に見せかけようとしながら、遺体の頭部を残したのは犯罪としてお粗末。もっとも、頭部が切断されたとしても、人間は絞殺されると息苦しさから肺に溢血点がたくさん生じます。解剖すれば判明することであり、他殺の証拠を隠すことはできません」

 過去には解剖によって死因が覆されたケースもある。2007年6月に起きた大相撲時津風部屋の力士急死事件では、当初、被害者は事件性のない「急性心不全」で死亡したとされた。しかし、診断に疑問を持った遺族の要望で行政解剖を行ったところ、死因が暴行による「多発外傷性ショック死」であるとわかった。

 この時、遺体を解剖したのが今回と同じ新潟大学の法医学教室だった。

「今度の事件でもA教授らの尽力がなければ、珠生ちゃんの死は事故死として処理されていたかもしれません」(地方紙記者)

 何より、120cmの小さな遺体が最期の力で遺した痕跡が「真犯人」を告げたのだ。

※女性セブン2018年5月31日号

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