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ドン・ファン事件 22歳妻の母が涙声で「覚醒剤なんて…」

22歳の妻の母は、結婚したことも知らなかったと証言

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の実業家、野崎幸助さん(77)が自宅で急死し、遺体から大量の覚醒剤成分が検出された事件で、和歌山県警は22歳の妻の関係先や会社関係者の関係先を捜索し、野崎さんが死亡に至る経緯について慎重に捜査を進めている。

 週刊ポストの記者が22歳の妻・Sさんの北海道の実家を訪ねると、母がインターホン越しに取材に応じた。以下、一問一答だ。

──娘さんが野崎さんと結婚されてたことはご存じでしたか?
「いえ、知らなかったです」

──知ったのはいつですか?
「先日、週刊ポストの方が来て、おばあちゃん(Sさんの祖母)に結婚されたことを知ってますかと、聞きましたよね。それで。結婚したっていうことも、まだ本人からは聞いてないんです」

──テレビなどで報道されていることはご存じだと思いますが。
「(涙声で)娘だったらどうしようかって……」

──そこを一番に心配されているのですね。
「覚醒剤が出たとかという話で。でもあの子は覚醒剤なんて……。よく(覚醒剤がらみの)事件がありますよね。そういう時に、『覚醒剤をやるなんてバカだよね』と言ってた子なんで、絶対に娘ではない。覚醒剤なんて関わりたくもないと(思っていると)思います」

 母は、娘と連絡も取れていないという。

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