国内

(株)日本大学事業部の新卒第1号は井上奨・前アメフトコーチ

アメフト人脈は強固だった(時事通信フォト)

 学生数日本一、年間収入は2740億円など、その巨大さがクローズアップされている日本大学だが、もともと、財務状況は悪くない。

 年度ごとの儲けを示す経常収支差額は54億円の黒字(2016年度決算・事業活動収支計算書)。早稲田大学や慶応大学ともほぼ同じ水準だ。大学経営コンサルタントの岩田雅明・新島学園短期大学学長がいう。

「しかもキャンパスがバラバラに存在し、土地や建物の資産総額は6845億円に達する。これは慶応の2倍の規模です」

 その一方で、先行きに不安もあった。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、大学入試時に受験生が支払う「手数料収入」に着目する。

「早稲田大学の2017年の受験者数は11万5000人、日本大学は11万2000人とほとんど差がありません。これに対し手数料収入で見ると、早稲田大学が45億円に対し、日本大学は43億円で2億円も違ってくる。

 理由は“単価”の違いで、日大の一般入試の受験料は3万5000円ですが、法学部や理工学部内で複数学科を併願する場合、2学科目からは半額以下の1万5000円まで割引する。早稲田の場合、ここまでの割引はしません。さらに慶応には割引制度自体がない」

 ブランド価値が高い早慶は強気で、偏差値で劣る日大はディスカウントしてでも受験を促す“薄利多売”の路線を取っているのだ。だが、少子化が進めば、「数」を求めるのは難しくなる。

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン