キャリア

人生を成功に導く「1万時間の法則」

お金に愛されるような働き方とは?

 先祖代々の莫大な資産を受け継いだり、よほどの土地持ちならいざ知らず、「お金持ちは例外なく仕事が好き」というのは、ファイナンシャル・プランナーの藤川太氏(家計の見直し相談センター・代表)だ。では、より報酬を高めてくれてお金に愛されるような働き方とは何か。藤川氏が解説する。

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 どんな仕事でも成功と失敗はあるでしょうし、うまくいったときは「自分の手柄」、うまくいかなかったときは「誰かのせい」にする人が少なくないかもしれません。あるいは、うまくいったのは「運がよかった」からであり、失敗したのは「運が悪かった」という人もいるでしょう。

 しかし、よいも悪いも、その結果をもたらすのは「自分」なのです。

「1万時間の法則」というものがあります。これは在米ジャーナリストのマルコム・グッドウェル氏が著書『天才! 成功する人々の法則』で紹介したもので、簡単にいうと、人が何かをモノにするには「1万時間の努力を要する」ということです。

 同書によれば、かのモーツァルトやビートルズ、ビル・ゲイツなども1万時間の努力で「本物」になったそうです。実際、これまで私が出会った成功者の話や私自身の経験からいっても、これはかなり当たっている法則といえます。

 私は自動車メーカーの技術者を辞めてファイナンシャル・プランナーとして独立しました。知識も経験もまったく素人の状態でこの業界に飛び込んだのです。当時、日本の社会にはほとんどなかった家計の見直し相談をビジネスとして成立させたいという思いは明確にありました。

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