趣味で鉄道旅行を楽しみながらそれを仕事に活かすとは、まさに“鉄ちゃん”の鑑のような石坂さん。自身が働くJR東海の中でも、面白い路線があるそうだ。
「知多半島を走る武豊線は、名古屋から1時間程度の距離ですが、歴史が古くて見どころが多い路線です。亀崎駅(愛知県半田市)は、1886年に建てられた『日本最古の現役駅舎』が残っていますし、半田駅(愛知県半田市)の跨線橋も1910年完成と非常に古いものです。終点の武豊には転車台(車両の方向を変える機械。SL時代に使われたもの)もあります。
10月から12月にかけては『愛知デスティネーションキャンペーン』も予定されており、愛知県内を運行する観光列車も検討されていますので、ぜひ愛知県の観光を楽しんでいただきたいですね」
そう語る石坂さん。今年の元旦は日本最東端の駅で迎えたが、今度は(沖縄を除く)大晦日に日本最西端の駅の「たびら平戸口駅(長崎県平戸市)」で日の入りを見てみたいそうだ。