魔性の女が見せた「母の顔」
高岡は現在、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)に出演中。ヒロイン・江戸川音(杉咲花、20才)の婚約者である馳天馬(中川大志、20才)の母親役だ。ただし、実の母ではなく継母。天馬の亡き実母への複雑な感情から、音を許嫁として認めないいじわるな継母という、難しい役どころだ。
「妖艶な雰囲気は高岡さんならでは。とは言っても、そういう“色っぽい役”が多いので、演技の幅がせまいと指摘する人もいます。そのあたりがわかっているからか、最近はSNSで料理の写真をアップしたりして“レシピ集の仕事とか来ないかな”って漏らしていました」(別の芸能関係者)
◆村田氏はどう思っていたか?
高岡は一家の大黒柱。3人の子供たちの生活は、彼女の細腕にかかっている。女優として輝き続けることも、母としての、高岡の矜持なのだろう。一方で、村田氏の方は高岡や娘への思いを断ち切ってはいない。
「まだぼくが家に行っても受け入れてはくれないでしょう。でも、債権者とも和解が成立して、借金返済のめども立ち、ようやく再スタートを切ることができました。“もうぼくは大丈夫だ”と早紀に伝えたいんです」
「すべて返し終えたその時、早紀に“ぼくと向き合ってほしい”とお願いしたい。向き合ってくれるまで、待って待って、待ち続けます」
2012年10月、本誌の取材に村田氏はそう答えていた。村田氏との関係解消後、高岡は2014年3月に外食産業グループ社長との熱愛が報じられ、パーティーで妻同然に振る舞う様子が目撃された。
2016年9月には、濃厚なベッドシーンが話題になった舞台『娼年』で共演した松坂桃李(29才)と、都内の韓国料理店でデートする姿を本誌はキャッチした。
「楽しい? 私は楽しい。今日ご飯食べるの楽しみにしてたよ」
そう語りかけた高岡に、松坂は少し恥ずかしそうに、
「…こんなに素敵ないい時間はないですよ」
と返した。それは、単なる共演者とは思えないほど濃密なやりとりだった。
「最近も、夜の会食の場に顔を出したりすることは頻繁にあるそうです。次男が学校を辞めてしまったり、元内縁夫が逮捕されたり、奔放な夜が報じられたり…普通でいえば、女性から支持を得られず敬遠されてしまう母親タイプですよね。それなのに高岡さんは嫌われるどころか、マイナスもプラスにして、かえって女の人たちの憧れでい続けているところがスゴい。媚びずに、ブレずに自分の立ち位置をしっかりわかっているからなんでしょう。こういう女優さんはそういませんよね」(前出・別の芸能関係者)
周囲に流されず自分らしく母として女として歩く。そんな彼女の道を阻むものはない。
※女性セブン2018年7月5日号