芸能

撮影中に肉親亡くしていた二宮和也 ドラマ打ち上げでマジ歌

『ブラックペアン』の打ち上げに参加した小泉孝太郎

「医療で救えない命があるじゃないかって、医療は何もできないじゃないかって、本当に悔しい思いをしました」

 感極まるようにそう話す二宮和也(35才)の姿に、会場には静寂が広がっていた。

 6月中旬の週末、都内の高級ホテルで、ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の打ち上げパーティーが行われた。主演の二宮をはじめ、集まったのは、小泉孝太郎(39才)、内野聖陽(49才)、竹内涼真(25才)、加藤綾子(33才)、葵わかな(19才)、志垣太郎(66才)、今野浩喜(39才)、山村紅葉(57才)ら超豪華な顔ぶれだった。打ち上げの終盤、順にステージに立ち挨拶をした出演者のトリを飾ったのが、二宮だった。そこで、冒頭のように悔恨を告白したのだ。ドラマ関係者が明かす。

「実は二宮さんの親戚のおばさんが、クランクインしてすぐの頃に亡くなったそうなんです。幼い頃に遊びに行ったり、面倒を見てくれることもあったみたいで、二宮さんも慕っていた。それだけに、ショックもかなり大きかったそうです。でも撮影中には誰に言うこともなく、そんな素振りもまったく見せていませんでした。だからこそ、この告白には共演者のかたもスタッフもハッとさせられました」

 今作で、二宮は初めて外科医役に挑戦した。天才的な腕を持つ医師・渡海征司郎。患者に親身に寄り添うことはなく、同僚医師からは陰で「オペ室の悪魔」と呼ばれるほどに傲慢で冷淡な顔を見せる男だ。

「命を天秤にかけるような発言をしたり、患者に対して“死にますよ”と口にしたり。人が死ぬ瞬間を何度も見てきた医師として、命を軽視するかのようなせりふも多かった。これまでの二宮さんにはなかった新しいタイプの人物像でしたが、“怪演”と称賛されるほどで、本人の気持ちが入っていました」(前出・ドラマ関係者)

 一方で、これまで手術を担当した患者全員を救ってきたと豪語し、命への異常な執着も見せた。

「倍賞美津子さん(71才)が演じた渡海の母・春江の心臓手術の際には、『身内のオペはできない』という病院の規則を破って、クビ覚悟で執刀しました。周囲の医師や看護師たちに罵声を浴びせることはあっても、それ以外は感情を表に出すことは少なかった中で、珍しく悲痛な表情が見て取れました。その表情は、演技とは思えないほど真に迫るものだった。打ち上げの挨拶を聞いて、そんな状況であの場面を演じていたのかとわかりました。正直、言葉がありません」(別のドラマ関係者)

◆マジ歌&マジダンス

 二宮は挨拶を次のように締めくくった。

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン