西野監督が本田をベンチに置くと決断し、代わりにトップ下に入った香川真司(29、ドルトムント)は「攻撃では消える時間帯も多いが、運動量は豊富で守備面での貢献度が高い」(同前)という状況で、西野監督は自身の選択に自信を深めていると考えられる。
もちろん、本田、長谷部のこれまでの貢献は大きい。ただ、ポーランドは温情采配で勝てる相手ではない。
「エースのレバンドフスキ(29、バイエルン)にボールを送るために、サイドから崩してくるパターンが多いので、4バックとボランチでしっかり対応する。その上で、素早いカウンターを狙っていくことで日本は勝機を見出せる。グループHの3チームの中で、対応策は一番はっきりしている相手。ただ、個人のレベルは非常に高い。バラバラに対応したら必ずやられる」(サッカージャーナリスト・西部謙司氏)
※週刊ポスト2018年7月6日号