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2018.06.29 15:59  週刊ポスト

着エロ業界 才能ある女性が長く活動できる環境が確立

着エロ業界の現状は?

 2000年代前半、グラビアの一ジャンルが大きな注目を浴びた。インリン・オブ・ジョイトイによって知れ渡った「着エロ」だ。当初はギリギリの着衣での手ブラやTバック、アイドルグラビアでは見られなかったM字開脚などの過激なポーズが主だったが、後に砂や葉っぱ、クリームなど隠すための極端な表現が乱立し、本来の「着衣エロス」の意味は薄れていった。

 そうしたアイドルが出演する「着エロDVD」は2004年頃から登場した。AVとの差別化を図るため、王道のアイドルイメージDVDと同じカテゴリで販売されるように、「カラミ(男優)NG」「モザイクなし」の不文律を守りながら、内容はアダルトと一般の間の領域に踏み込むものであった。

 それが功を奏し、直接的なAVのセックス描写とは違う、間接的なエロが人気を博した。内容はより過激になり、性器のギリギリ露出や、アナルを堂々と見せる作品も出現し、摘発されるメーカーもあった。

 2010年頃、着エロ業界に激震が走る。壇蜜が登場し、王道のグラビアアイドルでありながら「着エロ」を凌駕する思い切りのいい露出で有名になったのだ。彼女の登場をきっかけに、女性の手による胸や股間のマッサージ、棒状のモノを舐めるなどの着エロ表現は、一般グラドルにとっても当たり前となった。

 そして2016年、Amazonをはじめとした通販大手が、指定の審査団体の審査済み作品以外を取り扱わない旨を表明した。それにより、審査で18禁作品と認定されながらも、「カラミNG」「モザイクなし」で従来の着エロより過激な「着エロ以上AV未満」のイメージDVDが隆盛を誇るようになった。

 人気ウェブサイト「着エロ情報交換所」管理人・ファックス氏も審査の“効用”を指摘する。

「以前は意図せぬ『ポロリ』が発覚したアイドルはすぐに業界を引退してしまいましたが、今は出演契約が重視され、才能ある女性が長く活動できる環境が整いつつあるように感じます」

※週刊ポスト2018年7月6日号

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