国際情報

中国男性 海を見せるためリヤカーに恋人乗せ2000km踏破

ピュアなラブストーリに”全中国”が泣いた?

「一生に一度でいいから、海が見たいわ」──。中国最大の砂漠地帯、ゴビ砂漠を擁する陝西省の男性が恋人の夢をかなえようと、彼女をリヤカーに乗せたり、一緒に歩いたりして、41日間をかけて中国大陸を横断した。2人は山東省威海市の海岸まで2000kmを踏破。映画顔負けのラブロマンスが中国で現実にあったことが分かった。河南省の地方紙「大河日報」が報じた。

 同紙は、この男性の名前を王さんと報じているが、女性の名前は明らかにしていない。

 王さんは恋人と付き合って以来、何年も「海を見たい」と言うたびに、「そのうちに、海に連れていってあげるよ」と返事をしていたという。

 ただ、仕事の都合のほか、旅費を捻出する必要などもあり、なかなか約束を実現することができなかったが、ある日、女性が「海に連れていってくれるのならば、結婚してもいいわ」とつぶやいたという。

 この言葉を聞いて、男性はこれまで彼女の願いを真剣に考えていなかったことを反省し、意を決して、海に連れていく旅に出た。とはいえ、陝西省の省都西安から海のある山東省まで直線距離でも1000km以上離れている。鉄道を利用しても1500km以上あるが、2人は鉄道を利用するなど金銭的な余裕はなかったため、王さんは道路を使うことにした。

 彼女を歩かせるのは体力的に無理があることから、リヤカーに乗せて2000kmを踏破することに決めた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン