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2018.07.28 07:00  マネーポストWEB

登山届、装備、保険… 登山時に備えておくべき6か条

低い山でも油断してはいけない(写真:時事通信フォト)

 夏のレジャーシーズンになると、必ずニュースで流れる山や海の事故。特に登山は遭難者の数が年々増加し続けており、救助隊の出動回数も増すばかりだ。

 登山で目指すべきは頂上ではなく、安全に下山すること。気軽に登った山で万が一遭難して、命を落とさないために備えておくべき6つのルールを、山のスペシャリストである山岳ジャーナリストの羽根田治さんと東京都山岳連盟の救助隊隊長を務める金子秀一さんに聞いた。

◆【1】必ず登山届を提出する

 登山計画書は、登る山、ルート、日程、装備する食糧などを登山者名、連絡先とともに明記し、登山口にあるポストに投函するか、近くの交番に提出する。

「計画書を出しておくと、ルートから地元の山岳救助隊はどのあたりにいるか判断可能となり、早期発見につながります」(金子さん)

 計画書は日本山岳・スポーツクライミング協会のサイト(https://www.jma-sangaku.or.jp)で入手可能。

◆【2】ヘッドライトは必須

 午後から登った場合、下山する途中で、日が暮れてしまう可能性が高くなる。

「山で日が暮れると、暗くて足元が見えづらくなります。そこで、焦ってしまい、無理やり下りようとして道に迷ってしまう場合も多いのです。必ずヘッドライトは常備しましょう」(金子さん)

 ヘッドライトはアウトドア用品店で2000~3000円台で販売されている。

◆【3】水分不足は命取り

 夏の登山は、特に水分不足で命を落とす危険性が高い。

「500ミリリットルのペットボトル1本だけでは、あっという間に飲み切ってしまうので、水を求めて沢の方に向かい、足を滑らせて亡くなる人もいます。また、周りに誰もいない場所で熱中症になって倒れてしまい、命を落とす場合もあります。水は夏場なら2リットル、どんなに低い山でも最低1リットルは持っていくようにしてください」(金子さん)

◆【4】低い山でも油断しない

 年間300万人の登山者を誇る高尾山は、標高が599mと低い山でありながら、年間90件近い遭難者が出ている。

「低くても山は山。軽装備で出かけて、けがをして遭難する人も増えています。自分の体力を過信せず、登るときはペースを守って、靴や服装も、登山専用のもので身を守りましょう」(羽根田さん)

◆【5】地図アプリを入れておく

 今、自分がいる位置がどこかはベテランなら地図やコンパスで判断できる。だが、素人では判断が難しい。

「おすすめは、登山用GPS『ジオグラフィカ』。山の中で現在地がわかるほか、音声ガイドでルート案内をしてくれるなど基本機能は無料(アプリ内課金あり)です」(金子さん)。

 アプリが起動していると、バッテリーが消耗してしまうので、モバイルバッテリーも忘れずに。

◆【6】保険に入っておく

 万が一、捜索・救助費用が発生した場合、保険に入っていれば補償してもらえる。また、けがや入院などの補償もあるので、自分に合ったものを選ぼう。以下、主なものを紹介。

●オンデマンド型保険『1DAYレジャー保険』
 けがによる骨折などの入院のほか、捜索活動にかかる救援者費用も補償。保険料500円~(三井住友海上火災保険)。

●『レスキュー費用保険』
 遭難事故で捜索・救助にかかった費用を年間300万円まで補償。年間保険料4000円(日本費用補償少額短期保険)。

●『モンベル山行保険』
 けがや手術のほか、遭難捜索費用を負担(モンベル・アウトドア・チャレンジ)。

※女性セブン2018年8月2日号

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