国内

新元号スクープ NHKが頭一つリード、産経、フジが追う

「平成の次」はどこが最初に報じるか(時事通信フォト)

 2年前にNHKが放った「天皇陛下退位のご意向」に始まったスクープ合戦は、「新元号決定の第一報」が“最後の大勝負”になる。

 今回もメディア各社のエースが激しい取材態勢を整えているが、ベテラン政治記者が厳しい表情でいう。

「もし新元号を入手できても、政府は“予備”の元号を持っているため、そちらに切り替えることでスクープを潰すことができる。必然的に、安倍晋三・首相に近い“お友達記者”だけがモノにできると見られています」

 その人物とは誰か。

「岩田明子記者を擁するNHKが頭一つ出ている。政府が発表する直前にNHKにテロップで速報する、というのが最有力のパターンです。“側近”を自他共に認める、産経新聞の阿比留瑠比論説委員が割って入れるかどうか」(同前)

 ダークホースもいる。

「首相の甥でフジテレビ記者の岸信千世氏。現在は宮内庁担当で、首相との“ホットライン”を武器に『新元号のスクープを取る』と周囲に息巻いている」(同前)

 3人の誰が抜いても「安倍一強」を象徴する“お友達スクープ”と見られてしまうだけに、代替わりの慶事ムードに水を差すような結果になりはしないか。

※週刊ポスト2018年8月17・24日号

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン