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交通至便の「西船橋」 住みやすいけど住みにくい街?

2018.08.11 13:00

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「西船橋」について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 鉄道ファンの間で有名なトリビアが、「『浦和』には東西南北の駅がある(東浦和、西浦和など)」というものですが、それに追いすがるのが「船橋」。残念ながら北船橋駅はありませんが、“東西南”は揃っており、そのほか船橋法典、新船橋、船橋競馬場、船橋日大前など、多数のバリエーションが存在します。今回取り上げる西船橋は、そんな“船橋ファミリー”の中でもっとも西にある駅。人口が60万人を超え、政令指定都市入りも見据える船橋市の西端にあります。

 この街の人気の最大の理由は、鉄道路線の充実ぶりでしょう。東西線の快速に乗れば、大手町までは23分。都心に向かうには総武線という選択肢もあります。さらに武蔵野線、京葉線、東葉高速鉄道も通る鉄道網の一大ジャンクションになっており、駅構内は、多くの人で日がな混み合っています。便利ではありますが、朝のラッシュ時の混雑ぶりは首都圏でも特A級。どれか1線でも止まったりすると、あっという間にこの駅に人が溜まり、入場規制が敷かれることもあります。ホームや構内のみならず、都心に向かう電車が激混みなのは言うまでもないでしょう。

 道路状況はあまり良くありません。駅の北側を総武線と並行して走る国道14号線は片道1車線で、常にノロノロ運転。有料道路の京葉道路が近いので、都心方面へのアクセスはボチボチですが、高速を降りると道は狭く、しかもゴチャゴチャしているので、初心者は混乱しがちかもしれません。中山競馬場で競馬が開催される日は、国道14号、木下街道など、周辺道路も混みますので、競馬に行く方は電車で、周辺に住む方は車で出かけないことをオススメします。

◆一度は駅周辺を歩いてみるべし

 駅周辺には大規模商業施設こそないものの、スーパーは揃っており、単身者やファミリー向けの賃貸物件も多数存在します。隣駅の船橋まで足を伸ばせば、買い物はほぼすべて事足りますし、とにかく鉄道が便利なので、都心方面、南船橋駅周辺の耐規模商業施設に行くも良し。飲食店も、充実というほどではありませんが、ファストフード、居酒屋、ラーメン店ほか、一通りは揃っています。

 ただし、この街に住むなら、一度は駅周辺を歩いて、街の雰囲気を知っておく必要がありそうです。北口は風俗店が点在するほか、競馬開催日ともなれば、競馬帰りのギャンブラーで居酒屋は埋め尽くされます。

 家賃相場はワンルーム・1K・1DKで6.75万円(ライフルホームズ調べ、2018年8月1日時点)。大手町まで23分という点を考えればおトクだといえそうですが、上述したような理由により、住む人を選ぶ街だと思います。東西線なら、葛西~西船橋間はほとんど家賃相場が同レベルですし、総武線の小岩~西船橋間も同様ですので、周辺の駅まで範囲を広げて物件を探してみるのもアリだと思います。

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