では骨盤はどうすれば立てることができるのか。実は座り方を工夫するだけでいいのだ。

「浅いイスの場合、中腰になって背もたれにお尻を押し付けて、そのままお尻を擦るようにして下に落としていく。そうすると腰だけが背もたれに接した『骨盤が立った状態』になり、上半身の重みを骨盤全体で支えられます」(木津氏)

 一方で、背もたれのない床に直接座るのは極力避けるべきだ。総合内科専門医で『長生きするのはどっち?』の著者である秋津壽男医師が指摘する。

「高齢者が背もたれのない床に直に座ると猫背になりがちで、おなかのスペースが狭くなって胃に負担がかかりやすい。すると、胃酸や十二指腸液が逆流して食道の粘膜を刺激して炎症が起きる逆流性食道炎や、胃腸の消化不良、便秘を起こしやすくなります。これを放置していると最悪の場合、食道がんになるリスクがある。

 胸がチリチリと苦しい胸やけや、喉のつまりやつかえが出たら逆流性食道炎の症状なので要注意です」

 ゆったりした軟らかいソファーは心地良いが、健康のことを考えるなら硬い座椅子に座るべきだ。

「骨盤を立てるためには、硬い椅子のほうが向いています。軟らかいソファーなどではお尻が沈むため骨盤を立てられず、腰や背骨への負担が大きくなります」(木津氏)

関連記事

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン