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2018.08.23 07:00  週刊ポスト

いびき・睡眠時無呼吸症候群を改善する鼻腔挿入デバイス

いびきと軽症の睡眠時無呼吸に有効なのは

 いびきの約7割は口蓋垂(のどちんこ)周辺が狭くなることで起こり、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者の大半がいびきをかく。中等度以上のSASに対してはC-PAPが保険適用されている。他に、いびきと軽症の睡眠時無呼吸に対し、鼻から挿入する使い捨てのデバイスが開発・販売されており、日常的な使用だけでなく、旅行時など必要な時だけ使える利用が広がっている。

 いびきは空気の通り道である鼻から喉まで(上気道)のどこかが狭くなることで起こる。その原因は様々で、下顎が小さいなど骨格的な特徴や、肥満で口蓋垂や舌に脂肪が付いたり、加齢によるそれらの筋力の低下で睡眠中に気道が狭くなって、いびきや閉塞による無呼吸が起こる。

 いびきをかく人の中には、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることも多い。無呼吸は10秒以上、気道の空気の流れが止まった状態をいい、睡眠7時間の間に30回以上、もしくは1時間に5回以上、無呼吸があれば睡眠時無呼吸と診断される。恒常的にいびきをかく人は、しっかり検査する必要がある。

 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の佐藤誠教授に話を聞いた。

「私が新潟大学で睡眠時無呼吸症候群の診察を開始した20年ほど前に、17歳のやせ形の男子学生が外来を受診しました。当時、睡眠時無呼吸は肥満の中年男性の病気といわれていたので、検査前は無呼吸を疑いませんでしたが、検査結果は重症でした。この男子学生は骨格的に上気道が狭い構造だったことに加え、扁桃腺が大きいことも原因だったのです。それ以降、他の医師と協力し、いびきを訴えて受診する患者さんには、全員検査を行なうシステムを新潟県に構築しました」

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