──ダハハハハ!! 本当、真面目でおとなしい人なのに、タチが悪いんですよね(笑)。本当にいろんなことへの反発が永井先生の漫画家人生をつくってきたというか……。
永井:そういうことになりますね。それによって自分のスタイルみたいなのが確立できていったのかなって。
【プロフィール】ながい・ごう/1945年生まれ。石ノ森章太郎氏のアシスタントを経て、1967年『目明しポリ吉』でデビュー。翌年『ハレンチ学園』が連載開始。代表作に『デビルマン』『マジンガーZ』『バイオレンスジャック』『キューティーハニー』等。1980年、『凄ノ王』で第4回講談社漫画賞(少年部門)を受賞。2009年、石川県輪島市に永井豪記念館がオープン、名誉館長に就任。2018年、第47回日本漫画家協会賞・文部科学大臣賞受賞。在は、『ビッグコミック』(小学館)誌上にて『デビルマンサーガ』を連載中。
◆聞き手/吉田豪(プロインタビュアー)
※週刊ポスト2018年8月31日号