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寝苦しい猛暑の夜はエアコン「25度→28度」の戦略的利用術

猛暑時の上手な使い方は

 睡眠時、夏場でも体を冷やさないために掛け布団を使う人がいるが、逆効果となる怖れがある。快眠セラピストの三橋美穂氏が指摘する。

「掛け布団が重すぎると、寝返りが打ちにくく、睡眠の質が低下します。人は寝ている間に寝返りを打ちながら布団の中の温度調整をするので、何を体に掛けるかは意外と重要です」

 夏場はタオルケットなど薄手のものを使うのが良さそうだ。

◆ぐっすり眠るための「エアコン」の使い方

 記録的な猛暑と言われる今年の夏。まだまだ寝苦しさが続く就寝時のエアコンは「低め」「高め」の二者択一でなく、戦略的に利用したい。

「まず就寝の1時間前に寝室のエアコンを25度にして室内をしっかり冷やしておき、いざ寝る時に28度に変更します。すると室温は徐々に上がる一方、入眠に合わせて人間の体温は下がっていくため、体温リズムと室内の温度変化が融合してスムーズに入眠でき、寝苦しさと寝冷えを防ぐことができます」(三橋氏)

 切タイマーにしておくと暑苦しさで目が覚めて睡眠の質が落ちるため、エアコンは付けっぱなしが理想だ。

※週刊ポスト2018年8月31日号

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