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済州島にイエメン難民続々、反対派韓国人「ニセ難民」と批判

 済州島で話を聞いたイエメン人は口をそろえてフーシ派を非難していた。フーシ派の支配地域では、若い男は戦士として徴用されるか、処刑も含めた弾圧をこうむるという。難民の多くを男性が占めるのにはこうした事情もある。

 そんな彼らが済州島に来るまで転々としてきた国々は、ジブチ、オマーン、エジプト、そしてマレーシア等、みなイスラム教国だ。そこから突如、「東方礼儀之国」にやってきた。宗教的な環境の違いに戸惑うことはないか尋ねると、「ここは無宗教の国で、すべての宗教が尊重されるから問題ありません」と言う。

「『君たちには君たちの宗教があり、私には私の宗教がある』というやつだね」 

 私がコーランの第109章最終行を暗誦すると、仲間ともども笑顔になって「そうですそうです。あなたもムスリムなんですか?」と喜んでいる(私は、たしなむ程度)。自分たちの宗教がこの新天地で大きな手かせ足かせになっている様子はなさそうだ。

 だが韓国人にとってはどうだろう。先行報道を見る限りでは、済州島内でも首都ソウルでも、イエメン人を「ニセ難民」と決めてかかる受け入れ反対派がかまびすしくデモを行っているようだ。

◆反対派VS支援者たち

 難民受け入れ反対運動を牽引する「済州難民対策道民連帯」の事務局長を務めるイ・ヒャン氏に話を聴いた。「道民連帯」の活動目標は、難民法の廃止もしくは改正にあるそうだ。

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