• TOP
  • 国際情報
  • 済州島にイエメン難民続々、反対派韓国人「ニセ難民」と批判

国際情報

2018.09.04 07:00  SAPIO

済州島にイエメン難民続々、反対派韓国人「ニセ難民」と批判

「民族主義や人種差別、ナチズムではありません。本当の難民なら受け入れるべきだと思います。ただ私たちの安全を考えずに、難民申請者に国民なみの法的地位を与える難民法と政府に怒っているだけですので、誤解しないでくださいね」

 つまり問題はあくまでも法の不備と政府の怠慢にあり、そこを責めているのだと強調する。

 ところがだ。色々話を聞いていると、結局は相手がイエメン人──イスラム教国の出身者だから嫌悪しているらしいことがうかがえる。「ある女性は、9歳の娘を見つめる2人のイエメン人男性に強い恐怖を感じたそうです。イエメンは早婚がふつうの国ですから」と被害報告らしきものの一例を出し、ムスリムのイメージを並べたてる。性犯罪、そしてテロと結びつけられているようだ。

 あげくは「女性や子供に対する人権もないような人々なのに、なぜ我々が人権を護ってやらなければならないのでしょうか」と言い放った。

「日本の難民対策は賢明ですよ。お金の支援はするが、受け入れはしないと。今回は韓国に、悪い見本を学びにきたと思ってください」

 ええ、確かに悪い見本を学びました、などという皮肉は呑みこんで別れ、今度は支援活動 を行うカトリック済州教区・移住司牧センターのキム・サンフン局長を訪ねた。同センターでは無料診療、住居提供、韓国語講習など様々な活動を行っている。

関連記事

トピックス