いずれにせよ、近年のテレビ朝日はいないタイプの女子アナであることは間違いなく、仕事の振られ方を見る限り、彼女は、人気お笑い芸人や羽鳥アナ、東山紀之のような番組のメインキャスターに可愛がられているように見える。『アメトーーク!』の“絵心ない芸人”の回にも出ていた山本アナは、同番組の“運動神経悪い芸人”や“ついつい甘いモノ食べちゃう芸人”出演歴がある元・読売テレビで現在フリーの川田裕美アナのようになっていくのかもしれない。また、同局でいえば、大木優紀アナや久保田直子アナのような路線と言えるだろう。
とにかく今、山本アナが局内で推されていることは確か。そこには、局の偉いオジサマたちの存在や好みも大きいのだと思う。
昨今、女子アナの採用では、山本アナと同期入社の他局の看板アナのように、ミスコン優勝者や、学生時代からタレント活動やモデル活動をしていた者が“青田買い”されるという印象が強いのは御存知のとおり。が、それは比較的若い社員が採用担当になったときの“好み”と言える。
一方、管理職のオジサマたちの好みというのは、もっと別のところにあり、実家の職業だとか父親の役職などが、大きな採用ポイントになることも多い。最終面接が近づくと、偉いオジサマたちが、そうしたプロフィールを面白がる傾向にあるからだ。
このところ、人気の女子アナの退社が続いたテレビ朝日だが、実はまだ若く、他局も含め、あまりいないタイプの山本雪乃アナの未来は彼女のキャラクター同様、非常に明るい気がしている。